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【アニ飯】あの花めんまの大好物「かき玉塩ラーメン」完全再現に挑戦したら、じんたんの思いやりが見えてきた

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2016年02月24日 16:21  おたくま経済新聞

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おたくま経済新聞

写真【アニ飯】あの花めんまの大好物「かき玉塩ラーメン」完全再現に挑戦したら、じんたんの思いやりが見えてきた
【アニ飯】あの花めんまの大好物「かき玉塩ラーメン」完全再現に挑戦したら、じんたんの思いやりが見えてきた

2011年4月から6月までフジテレビ・ノイタミナ枠で放送されたアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』。大人も泣けるアニメとして当時大評判となり、2013年には劇場版が公開され、2015年には実写ドラマも放送されています。


さて、そのあの花。テレビアニメの放送は深夜に行われていたのですが、塩ラーメンを食べたり作るシーンがちょいちょい登場してきたため、深夜の大人達の胃袋を刺激。食べたい!と影響をうけ一時密かに「深夜の塩ラーメン」ブームを巻き起こしておりました。


【元の記事はこちら】



通称「あの花ラーメン」と呼ばれるものには2種類あり、一つはただ卵を落とし煮ただけのもの、もう一つは溶き卵を入れた「かき玉塩ラーメン」。
前者は卵を落とし入れるだけなので割と簡単に誰でも作れますが、後者の「かき玉塩ラーメン」の方はというと、実際に作ってみた人から「アニメ通りにならん」とネットに色々言われておりました。


「かき玉塩ラーメン」はテレビアニメ第7話で登場します。じんたん(宿海仁太)が、めんま(本間芽衣子)のために作ってあげた一杯。鍋の中の描写しかその様子はみることができませんが、スープの上にふんわり卵が浮いているのが特徴。確かにこれは美味しそう!ということで、今回はめんまの大好物「かき玉塩ラーメン」完全再現に挑戦してみましたよ!


■じんたんの料理スキルが高いことが分かった


かき玉塩ラーメンの登場する第7話を見て念入りに確認してみます。材料は、恐らくこんな感じ。


・塩ラーメン
・卵


以上


材料はいたってシンプルです。「高校生の男の子(じんたん)が作ったという設定なので、そこまで手の込んだ料理ではないだろう。」とここまではなめて考えていましたが、実際やってみると……じんたんの料理スキルが高いことが判明しました。


■試作第1号は二度と食べたくないぐらいまずい物体が出来た


作る前にネットで作った人の感想を調べてみたところ、普通に作って溶き卵をかけるだけだと「アクっぽいのが出る」「卵がスープにまざってただ黄色くなった」「麺がのびた」などの声が。


確かに、単にラーメンに卵を入れると、白っぽいアクみたいなのが浮くことがあり、沸騰していないラーメンに溶き卵を入れると、スープと混ざり合って黄色く濁ることがあります。また卵を入れて固める段階で、煮すぎてしまい麺がのびてしまうというデメリットも。ということで、これらの意見を参考に普通に作って、溶き卵をかける調理法は失敗の可能性大と判断しやめることに。


追い求めるのは、第7話でじんたんが作った「かき玉塩ラーメン」。スープの上に卵がふんわり散っている、まるで卵スープのような綺麗な仕上がり。
その一点のみだ!!!!


ということで、料理知識を総動員して思いついたのが「かき玉」という言葉にヒントを得て、水で溶いた片栗粉をスープに混ぜる方法。
中華料理の卵スープなどでは、入れた卵をふんわり散らして固めるために使われています。もしかしてじんたん、片栗粉を隠し材料で使ってたのか!?



早速実験してみました。名付けて試作第1号の作り方ですが、使用したのはサッポロ一番塩ラーメン。まずは袋の説明どおり最初は作っていきます。
500ccのお湯を沸かし、麺を入れて3分煮込む。最後に水で溶かした片栗粉を入れ、溶き卵を回し入れて完成!色気も出して丁度あった刻みネギも入れちゃうぞ!(この時点で完全再現じゃない)



どうなったかというと、卵が麺にからんで「全くふんわり」しませんでしたぁぁ!!!片栗粉をつかった意味も全くありませんでした!じんたんのラーメンのようにスープの上にふんわり卵が浮くこともなく……。



ちなみに編集部の方針により記事用に作った料理は全て必ず「スタッフが美味しくいただきました」をすることになっているので、この失敗作もきちんと食べましたよ。


食べた感想はというと「クソまずかった」。この一言につきます。卵の煮込み時間を考慮して麺の煮込み時間を調整しなかったため「麺はのびのび」。さらに、片栗粉のとろみが絶妙に邪魔をして、まぁ食が進まない進まない。とにかく全てが大 失 敗 でした!


■まさかのあんな方法でできた


「高校男子が作ったものだから〜」となめきって作った試作1号。あまりのまずさから一度絶望の底に落ちて、2〜3日挑戦を放置してしまいました。でも「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ!」という編集部のプレッシャーもあり再挑戦することに。


そこで今度は材料ではなく分量と調理法の角度から検討してみることにしました。そもそも原点に立ち返ると、材料はやはり塩ラーメンと卵だけ。そこで料理手順を見直してみると……。一工夫加えるだけでできそうな事が判明。と同時に、じんたんの料理能力の高さに驚かされました。



手順は次の通りです。


1:水550ccを鍋で沸騰させる。サッポロ一番塩ラーメンの袋には500ccとありますが、あえて50cc追加してください。最後再沸騰させるので気化分を考慮に入れています。


2:沸騰したら麺を投入。煮る時間は本来3分となっていますが、この調理法では2分15秒から2分30秒程度に抑えてください。食べてみて口の中にわずかにスナック臭がするぐらいが丁度いいです。


3:時間が来たら一旦火を止めて付属のスープを投入。麺に絡めたら……


4:麺だけ丼に取り上げる。ここから次の作業が終わるまで放置するため、余熱調理の効果が予想されます。そのため2の段階では完成直前で煮込むのを止めています。


5:鍋に残したスープを再沸騰させる。そこに溶き卵を投入!!!最後は丼に入った麺の上にスープをかければ 完 成 !!!



かき玉を入れる鍋のシーンをよくよくみると、麺は底の方に少し見えているだけで明らかにスープの量が麺に対し多すぎます。そこで「麺を少し減らしているんじゃないか?」と思いついたことがヒントになりました。
アニメでは調理中の鍋に入った状態しか確認することはできませんが、その時点の「スープに卵がふんわり浮かぶ」という見た目の条件を追求していくと、どうやらこういう調理法になるようです。そして肝心の味はというと普通に作るよりも美味しい!ふんわり卵がマイルドに絡み合いスープの味を引き立て、一層美味しく食べることができました。



実際はこの手順を想定してあのシーンが描かれていたのかは分かりませんが、もしこの手順で作られていたのであれば、じんたんはめんまに対し美味しく食べて貰おうと一工夫していたことになります。
メニューを再現することで見えてきた、じんたんのちょっとした思いやり。そんな事も気づかされた今回の「あの花かき玉塩ラーメン」でした。


(文:宮崎美和子)


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  • なるほど。
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  • なんか文字が霞んで良く見えないよ
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