う〜ん、迷っちゃう…!「自由保育型」幼稚園のメリット・デメリット

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2015年05月24日 12:31  &Mama

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4月の入園シーズンが過ぎ、初夏の訪れを感じさせる気候となりました。子どもが来年度幼稚園に入園予定というママたちは、秋の願書配布に向けて情報収集に動きだす頃でしょう。


ママ友から話を聞いたり、インターネットで園のHPをのぞいたりしていると、現れる“一斉保育”や“自由保育”といったキーワード。幼稚園の保育方針の一つなのですが、一体どんな特徴があるのかご存じですか?


今回は、筆者も息子を通わせていた自由保育型幼稚園のメリット・デメリットをお話します。



■「自由保育」の特徴


自由保育とは、園や先生が取り仕切って保育を行うのではなく、子供が主体となって自発的に“やりたい事”に取り組む保育手法のことです。


例えば、園の中にはお絵描きや粘土、ビーズ遊びなどのコーナーが設けられており、子供たちは自分の好きな所へ行って遊べます。外へ出て遊びたい子は外へ出て好きな遊びをすることもできます。


その間、先生たちは何をしているのかというと、子供たちをほったらかしているわけではなく、子供たちを信頼して見守っています。 


もちろん、自由保育型の園でもみんな一緒に何かに取り組む事もありますが、そんな時もあくまで主体は子供たち。先生が声をかけて始めるのではなく、子供たちが自発的に取り組めるような環境が用意されます。



■自由保育の3つのメリット


(1)自分で考えて行動できるようになる


“やらなくてはいけないこと”がほとんどないので、遊び一つとっても、子供は自分自身で考えて選択しなければいけません。自分で考えて行動する力をつけるには十分な環境と言えるでしょう。


(2)自分の興味あるものをとことん追求できる


筆者が息子を自由保育型の幼稚園に通わせていた理由の一つが、小学校に通う前に、“遊び”や“興味のある事”で子供を満たしてあげたいと思ったからでした。


息子は園内にある草花に興味があったようで、葉っぱや草花を集めては図鑑で調べたり、落ちていたドングリを食べてみたり(!?)して過ごしていたようです。


また、お友達と秘密基地を作ったり、道路工事という名の泥遊びを夢中でやったこともとても良い思い出になっているようです。


(3)コミュニケーション能力が磨かれる


自由保育は、カリキュラムをぎっしり組まれている保育に比べると子供同士が接する時間が多くなります。そのため、ケンカなどのトラブルは日常茶飯事です。


時には先生のあずかり知らぬところでトラブルが起きていることもあります。息子も先生が関知していないトラブルを抱えて、家に帰ってきては悶々としてました。


親としては、引っ込み思案な息子を心配したものですが、次の日に自分で考えてお友達と話し合って解決することができたようです。この一件で筆者は息子の成長をひしひしと感じました。 



■自由保育の3つのデメリット


(1)先生次第では自由どころか放任に


幼稚園教諭の知人の話では、自由保育を行なう保育者にはそれなりのスキルが必要になるそうです。


スキルのある先生は子供を上手に見守ることができますが、スキルが足りない先生だとその加減がわからず、下手すると放任になってしまう危険性があります。 


(2)子ども同士のトラブルが増える


コミュニケーション能力を育む子ども同士のトラブルも、親の考え方次第ではデメリットになりえます。


子どもが自らの力で解決するのを見守ることは、親にとってはもどかしい時間でもあります。それをどのように捉えるかで、メリット・デメリットが分かれるところでしょう。


 (3)小学生になったときのギャップが心配


小学生になると、みんな一緒に座って授業を受けます。


自由保育の幼稚園では、“お行儀よく座っていなくてはならない”ことがほとんどないので、入学後、授業中に立ち歩いたり、みんなと同じ行動をとることができないという問題がしばしば指摘されています。


しかし、今年の4月から小学校に通いはじめた筆者の息子は、心配されているような“授業中の立ち歩き”をすることはありませんでした。息子によると、「座っているのは大変だけど、勉強は楽しい」とのことです。



いかがでしたか?


自由保育も一斉保育も、どちらにも良いところがありますが、我が子が楽しく過ごせる環境を用意してあげたいという想いは、親の共通のものですよね!


自由保育の定義や内容は幼稚園ごとに異なっているようなので、実際に見学して、向いているかどうかを子供と一緒に感じてみてください。


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【著者略歴】


※青木かおり・・・1歳になったばかりの女の子と、6歳の男の子のママです。家族がHAPPYを感じられるように、まずはママの私がHAPPYに過ごす事を意識しています!体を創る「食」の事や、心を育む「体験する・感じる」事など幅広く興味を持ち、子育てに臨んでいます。子育てをしていく中で、キャンプ、ハイキング、釣り、川や海遊び、自然教室、家庭菜園など自然の中で子供と一緒になって遊ぶ事が大好きになりました!赤ちゃんが居ても無理のないように工夫して楽しんでいます。現在育児真っ最中なので、リアルな子育て状況をお伝えできればと思います。


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  • 最終的には、躾は家庭だ。育ちの悪い家庭は、幼稚園だろうが保育園だろうが同じ。
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