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出典:https://itmama.jp/
息子を保育園に預けて2年半になる。
妻はフルタイムで働く会社員、僕は物書きという在宅就労者。そのため、朝の送り・夕方のお迎え、両方が僕の仕事だ。
だから保育園に通わせてしばらくは、他のママ達には「シングルファーザーなんだ」と思われていたのかもしれない。
そして保育園に通わせてすぐ気づいたことがある。ここは“女子校”なんだと。
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先生やスタッフはほぼ女性、朝の送りではパパの姿もちらほら見るが、全体的に見ればママの数が圧倒している。別の見方をすれば、保育園は“女の園”なのだ。
今日は、その女の園である保育園でのパパが浮く問題について、僕の体験を交えてお伝えします。
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僕が若いパパなら、転校先が女子校でもすんなり馴染めたのかもしれない。別にイケメンでなくても年が若いだけで、女性からの警戒心は解かれるからだ。
しかし僕は42歳でパパになった。結婚して13年、10キロ太った。つまり小太りのオッサンが、朝・夕に保育園をウロウロしているわけで、そりゃ浮くわって話ですよ。
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発砲スチロールを水面に投げるがごとく、そりゃ浮きますよって話ですよ。
それでも朝は「おはようございます」、夕方は「さようなら」とママ達に笑顔であいさつしていくと次第になじんでいった、“つもり”だった。
ある日の夕方、僕がいつもあいさつを交わす3人のママがいた。3人のママは井戸端会議をしている。それぞれの子ども3人も楽しそうに遊んでいる。
僕はその3人といつもあいさつをしているので「さようなら」と言おうと目を配った瞬間だった。その3人は僕の存在を確認しただけで、再びお喋りに夢中になったのだ。
「あいさつはするけど、お喋りはしないの。オッサンとは」
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こう言われたように感じた僕は、かなりショックだった。しかしいい歳こいたオッサンが「仲間はずれにされた」と、イジけているわけではない。
そのとき僕の足元には息子がいた。ということは俺がオッサンであるがために、息子はそのママ達の子どもたちと遊ぶ機会を奪われたのだ。
そんなときに限って、息子はその子らと遊びたがる。「ねえパパも、お友達のママの輪に入ったら?」とばかりに、俺の手を引っ張る。
これが、42歳で女子校に転校させられた、子連れのオッサンの悲哀なのだ。
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だがここで思考を切り替えた。「このままだと損をするのは息子だ」と。自分ひとりが浮くぶんにはかまわないが、それに息子を巻き込むわけにはいかない。ここで僕は作戦変更に出た。
ママ達はもちろんのこと、その子どもたちともコミュニケーションを取るようにしたのだ。
「そのお洋服かわいいねー」
「おくつ履くの、上手だねー」
とことあるごとに声をかけていった。これは親心理だが、わが子を誉められるとその人を無条件に「いい人判定」する傾向にある。くわえて、子どももこちらになついてくる。子どもがなつきゃあ、親としてもこちらを無視できない。
あれから2年。
今ではママ友たちとカラオケにランチ、今年の夏はみんなで町の盆踊りに行った。人によっては「そこまでの密なコミュニケーションはうっとうしいわあ」と思うかもしれない。
しかし「お友達とレストランでランチ」、「お友達と盆踊り」、そのときの息子のはしゃぎっぷりったら、なかった。
すべては子どものためなのである。
親はみな、こう言う。「お友達にやさしくね」「お友達となかよくしなさい」。そう子どもに言ってる親であるあなたは、どうだろう?
保育園で大きなお友達に“やさしく””なかよく”できていますか?
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※ 著者提供
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