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避難所生活、脱「雑魚寝」 段ボールベッドの導入進む

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2018年07月13日 14:01  朝日新聞デジタル

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写真段ボールベッドに仕切りをつける方法を避難者に教える避難所・避難生活学会の水谷嘉浩理事(左)=広島市南区の市立楠那小
段ボールベッドに仕切りをつける方法を避難者に教える避難所・避難生活学会の水谷嘉浩理事(左)=広島市南区の市立楠那小

 西日本豪雨を受けて開設された避難所で、段ボールでつくられた簡易ベッドを導入する動きが進んでいる。床に寝るよりも衛生的で、エコノミークラス症候群などの予防効果や災害関連死対策としての重要性を指摘する専門家もいる。被害の大きかった岡山県倉敷市真備町にも、週末にかけて段ボールベッドが導入される予定という。


 広島市南区の市立楠那小の避難所には10日に段ボールベッドが運ばれた。同日夜には早速段ボールベッドを組み立てて休んだという男性(68)は「もともと腰が悪くてつらかった。自宅でもベッドだから安心して寝られる。椅子にもなるので、早く届けてほしかった」。


 同市安佐北区の市立口田小学校では、段ボールベッドが一つ組み立てられていたが、使われていなかった。避難を続ける女性(83)は「段ボールが薄っぺらいので、こんなもので寝られるんかと思った」と話す。だが試しに寝てみると、「これは寝心地いいわ。(頭の部分の周りが囲われていて)プライバシーもあるので快適。使ってみてもいい」と喜んだ。


 段ボールベッドは2014年の広島市の土砂災害や、16年の熊本地震の際も導入された。床に寝るよりも横になったり起き上がったりする動作が楽になる。動かずにいる時間が長くなると、下半身に血栓ができてエコノミークラス症候群を引き起こしやすくなる。


 また、土砂災害の近くでは砂ぼこりが多くなる。新潟大の榛沢(はんざわ)和彦・特任教授(心臓血管外科)によると、床から30センチ高く寝ることで、ほこりを吸い込む量が3割ほどになり、肺炎や胃腸炎などのリスクが減るという。また、15年の鬼怒川の氾濫(はんらん)では、茨城県常総市の避難所のうち、簡易ベッドを置いた避難所では、足の静脈に血栓が見つかる割合が低かった。


 日本の避難所は床の上に大勢の避難者が寝る「雑魚寝」が多い。だが、床で体が冷えたり、足音や振動が伝わりやすく不眠になったりするなど、心身へのリスクも指摘されている。内閣府の避難所運営ガイドラインは、継続的な避難者に対し「簡易ベッドの確保を目指す」と明記する。


 榛沢さんは「欧米では簡易ベッドを72時間以内に準備するのが当然となっている。災害関連死は避難所の環境が悪いことが原因。多くの避難所が早く段ボールベッドを導入するべきだ」と訴える。


 「避難所・避難生活学会」の水谷嘉浩理事(47)によると、事前に協定を結んでいた自治体には段ボールベッドが導入され、現在までに広島市内には約450、愛媛県内には約1千の段ボールベッドが運ばれた。倉敷市からは、避難者全員に届くように約2400の段ボールベッドの発注があったという。水谷さんは「人命救助と並行して、災害関連死を防ぐ取り組みも続けていきたい」と話す。(後藤一也、鈴木智之)


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このニュースに関するつぶやき

  • 何で保管時に小さくできるエアーマットレス準備してないのこういう時の為に使うのが税金でしょ 段ボールは間仕切りくらいにしとけよ
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  • どんどん導入しよう。年寄りがつらそうに足腰さすってるの見るのは嫌だよ。使えるもんはどんどん使おう。
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