慶大、サヨナラ勝ちで2季連続優勝へ大きく前進

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2018年05月21日 16:12  ベースボールキング

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ベースボールキング

東京六大学野球春季リーグ戦
第6週 3回戦
● 明大 4 − 5x 慶大 ○

 慶大が1年生の劇的なサヨナラ打で優勝へ大きく前進した。

 1勝1敗で迎えた明大との3回戦。4対4で迎えた9回裏、先頭の内田(4年・三重)が中越二塁打で出塁すると、二死二、三塁とし、前日の2回戦で3安打完封劇を見せた明大の4番手右腕・伊勢(3年・九州学院)から途中出場の1番・渡部(1年・桐光学園)が中前へサヨナラ打。慶大が勝ち点を4とし、優勝へ大きく前進した。

 サヨナラ打を放った渡部はこれがリーグ戦初安打。「サヨナラヒットは初めて。打つしかないと思って打席へ入った。打った瞬間抜けるかわからなかったが、抜けてくれと思って走った。いいところに飛んでくれた。僕が決めた、というよりも先輩たちが同点に追いついてくれたり、粘ってくれていたので。僕がたまたまおいしいところをもっていっただけ。先発たちに感謝したい」と話した。

 「(受験で)落ちていたら浪人しようと思っていた」という渡部はAO入試で慶大に入学。サヨナラ打を放ちながらも「自分の持ち味である守備と走塁をもっと究めていきたい」と語った。

 慶大・大久保監督は「渡部は(桐光学園時代に)慶應高校との試合で見たときから守りの部分で出足もいいし、光るものがあった。ウチに来てくれないかな、と思っていた」と明かした。

 「後から出た奴がよく頑張った。(優勝へは)まだまだ。大事な早慶戦へ向けて頑張ります」と話した大久保監督。次週、明大が法大に1敗すると、その時点で慶大の優勝が決定。明大が法大に連勝しても最終週の早慶戦で勝ち点を挙げれば慶大の優勝が決まる。

(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)

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