人気声優×PansonWorks!? アニメ「Peeban」アフレコ現場に潜入

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2010年03月28日 15:33  よりミク

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よりミク

 「キン肉マン×PansonWorks」「ジョジョの奇妙な冒険×PansonWorks」など、アニメ・漫画キャラクターのソフビフィギュア(※1)デザインや、「ロビンくん」シリーズ(※2)で名を馳せる人気デザイナー・PansonWorks(パンソンワークス)。PansonWorksが生み出したキュートなキャラクターに、人気声優・杉田智和らが命を吹き込みました。作品の名は「Peeban(ピーバン)」。アニメイトを中心に展開予定のセルCGアニメです。PansonWorks作品がアニメ化されるのは、実は今回が初めて。  アニメ「Peeban」に登場するのは、背中にコインを入れるとパワーアップする、動物の形をした「貯金箱」。アニメは、どこかにある(?)不思議なアナザーワールドを生きる彼らの日常を、コント形式で描きます。  本作で注目すべきは、キュートなのにどこかクセのあるPansonWorksのキャラクターと、それに命を吹き込む声優陣です。主人公のPeebanは、本作がアニメ声優デビューとなる8歳の男の子・関根航くんが演じますが、ストーリーの中心となるのはPeebanが作った「貯金箱」たち。彼らに声を当てるのは、いまや多方面からひっぱりだこの人気声優・杉田智和(「銀魂」坂田銀時、「涼宮ハルヒの憂鬱」キョン役など)をはじめ、柿原徹也寺島拓篤前野智昭羽多野渉梶裕貴と、注目の声優がズラリ勢ぞろい。一見すると声優好き狙い!? とも思えるメンバーですが、なぜこのようなキャストになったのか、一体どんなアニメなのか、「Peeban」制作者にお話をうかがいました。
中央にいる黄色いキャラが主人公・Peeban。(c)PansonWorks/Peeban Project
中央にいる黄色いキャラが主人公・Peeban。(c)PansonWorks/Peeban Project
●声優ファンをターゲットにしています、よね?  声優さん人気にあやかりたい! という下心はチョビっとありましたが(笑)、実はプロデューサーの2人が「仮面ライダー電王 イマジンあにめ」(※3)の制作に携わっていたことが深く関係しています。最近の仮面ライダーシリーズは、俳優×スーツアクター×声優の絶妙なバランスが成功の理由の1つだと思っていますが、この作品でも、PansonWorksさんデザインのおしゃれで可愛いキャラクターが、声優さんたちに命を吹き込んでもらうことで、さらに不思議なリアリティーや魅力を持つことができたと思っています。 ●声優好きをターゲットにした場合、「萌え」に走りがちですが……  この作品はアニメイトさんを中心に展開する予定なので、アニメイトさんを愛している方の「ツボ」、あるいは「萌え」のフォーマットについては随分議論したんですよ。しかし、そういうのって意図できるものではなかろう……という結論になりまして。だから、とにかくぼくらは、この作品を見る方々が、とにかく面白い、楽しい、可愛いと感じてもらえるように作りました。 ●起用声優について 現場でのノリがそのまま出てくれることも期待して、同世代くらいで息の合いそうな方々にお願いした、という感じです。声優さんのキャラクターなども意識したシナリオになっており、ファンの方には「くすっ」と笑っていただけるポイントもたくさん入っていると思います。  なおシナリオは、PansonWorksの実弟・吉原じゅんぺいが担当。「初めから決まっていたわけではありません。声優さんとの仕事を数多くされている方ということで候補に挙がっていたのですが、それが偶然にも弟さんだったのです。」と、まさに運命的なキャスティングだったとか。 ■アフレコ現場に潜入!  8歳子役・関根航くんを中心に、和やかな雰囲気で進んだアフレコ。終了後、作品についての感想などをうかがいました。  アフレコを終えての感想は、 杉田「実際に犬を飼っている身としては、このような素敵な作品で犬役を演じられて……、ずっと演じながら、飼い犬を思い出していました。」 羽多野「大きく違うところは、普段こういうアドリブを入れたら、間違いなく『おいおい』と怒られるようなところをこの作品は許されてしまう。いい具合にはっちゃけることのできた作品だと思います。」  アドリブが多かった様子ですが、あらかじめ考えられていたのですか? という質問に対しては「全くしていません。」「その場での勢いでした。」と、皆が否定。 羽多野「家で考えてきたアドリブって、すべっちゃうんですよね〜。やってみないとわからなくて、そういう中で生まれてきたアドリブだと思うんです。」 寺島「出してみないとわからないしね。」 杉田「逆に役への作り込みと捉えていただければ。アドリブというのが突拍子のない、役者の一存で勝手にやってると取りざたされますけれども、そういうことではなく、きちんと現場で作り上げた結果であるので、あまり誤解しないで欲しいなと思います。」 柿原「アドリブを含め、いい作品に仕上がってると思います!」  そしてPeebanを演じた関根くん。お兄さん方(声優陣)と一緒にやった感想は? と質問されると、 「優しくって、お話したりできて……、それでやる気が出て。上手くできました。」 と、はにかみ気味で回答。その姿に、「こっちもやる気が出たよ!」(梶)、「よかった〜!」(柿原)、「おじさんたちもうれしかった」(杉田)と、全員が眉を下げてのリアクション。関根くんにメロメロの様子でした。  アニメ「Peeban」はアニメイトにて、4月22日に発売予定。キャラクターグッズも予定されているので、今後の動向にも注目です!
左上から、亀の「Totty(トッティー)」を演じる寺島拓篤、うさぎの「Rabily(ラビリー)」を演じる前野智昭、犬の「beettie」を演じる杉田智和、牛の「Mooly(モーリー)」を演じる羽多野渉。左下から、はりねずみの「Spiky(スパイキー)」を演じる柿原徹也、主人公「Peeban(ピーバン)」を演じる関根航、羊の「Fluffy(フラフィー)」を演じる梶裕貴。
左上から、亀の「Totty(トッティー)」を演じる寺島拓篤、うさぎの「Rabily(ラビリー)」を演じる前野智昭、犬の「beettie」を演じる杉田智和、牛の「Mooly(モーリー)」を演じる羽多野渉。左下から、はりねずみの「Spiky(スパイキー)」を演じる柿原徹也、主人公「Peeban(ピーバン)」を演じる関根航、羊の「Fluffy(フラフィー)」を演じる梶裕貴。
※1 ソフビフィギュア……ソフトビニール製のフィギュアのこと ※2 「ロビンくん」シリーズ……PansonWorksデザインのキャラクター。絵本やフィギュアなど幅広いグッズ展開を行っている。「十六茶」のおまけになったことも。 ※3 仮面ライダー電王 イマジンあにめ……仮面ライダー電王のキャラクター・イマジンをメインとしたオリジナルアニメ。 タイトル:Peeban 販売形態:DVD 販売:アニメイト 発売予定:2010年4月22日(木) 価格:2,940円(税込) 公式サイト:http://peeban.com/ ※PV公開中

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