25年後描く「東京ラブストーリー」続編連載、柴門ふみ「これで描ききった」

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2016年10月28日 13:14  コミックナタリー

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「東京ラブストーリー 〜After 25 years〜」カット (c)柴門ふみ/小学館
柴門ふみ「東京ラブストーリー 〜After 25 years〜」の続編が、11月10日発売の女性セブン11月24日号(小学館)より全7回にて掲載される。

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週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)の創刊35周年を記念し、今年1月に同誌9号で展開された読み切り「東京ラブストーリー 〜After 25 years〜」。「東京ラブストーリー」の最終回から25年後、50歳になったリカとカンチが、それぞれの娘と息子が結婚を決意したことを知り再会を果たす姿が描かれた。発売当時に大きな話題を呼んだその物語の続きが、全7回にて連載される。また2017年1月12日には、単行本としても刊行される予定だ。

去る10月27日に都内で行われた小学館の「第7回 新企画発表会」には、作者の柴門が登壇。読み切りを執筆した際の心境を振り返り、「40ページでは収まりきらない、無念のような気持ちがあった」と吐露しながら、全7回の続編について「すでに7回全部描き終わっており、これで私の中での描きたいことは描ききったと非常に満足しております」とコメントした。

また「恋というものは年月によって終わりを迎えるけれど、終わってしまっても人生は続いている。そういう人生をみんながどういうふうに生きているか、というのを自分でも確かめてみたいなと。それが一番、創作のテーマになった」と述懐。「恋が終わっても、人は愛によって支えられて生きている。そういったことを、かつて『東京ラブストーリー』を読んでくださった方、ドラマを観てくださった方々が思い出して、感じとってくれたらないいなと考えながら描きました」と同作に込めた思いを明かす。続けて「不倫マンガではありません。かつて恋をした人なら誰でも心当たりがある、切ないような、暖かくなるような、そんな気持ちになれる作品になったのではないかと思います」と語った。

なお12月20日には、柴門によるエッセイ「老いては夫を従え」が刊行される。

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