小中高校生とも「いい大学を卒業すると幸せになれる」と考える人が増加

45

2016年01月31日 09:42  マイナビニュース

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

マイナビニュース

写真提供:マイナビニュース

ベネッセ教育総合研究所は、小学5年生2,601名・中学2年生2,699名・高校2年生4,426名を対象に「第5回学習基本調査」を実施した。調査期間は2015年6月から7月。


○小中高生の学校外学習時間が増加


「学習基本調査」は1990年に第1回を行い、以降、1996、2001、2006年に実施している。今回は過去の調査結果と比較し、子どもの学習行動や意識の変化を分析した。


ふだん(月曜日〜金曜日)、学校での授業以外に1日にだいたい何時間くらい勉強しているか(塾など含む)尋ねたところ、2006年比で平均学習時間が増加した(小学生・高校生:約14分増、中学生:3分増)。


25年間でみると、1990年代には減少傾向にあったが、小中学生は、2001年を境に増加している。小学生は今回が過去最長時間となり、高校生も中上位層を中心に今回初めて、増加に転じた。


学校からの宿題や課題の時間も前回比で上昇しており(小学生:13分増、中学生:7分増、高校生:9分増)、学校の家庭学習指導の強化が、学習時間全体の増加に影響していると考えられる。


授業で好きな学習方法を尋ねたところ、自分で考えたり調べたりする活動や、グループ活動に関する項目で上昇がみられた。特に「考えたり調べたりしたことをいろいろ工夫して発表する授業」は、小・中・高校生とも今回10ポイント以上上昇している。


学校の勉強は何に役立つかという設問では、「心にゆとりがある幸せな生活を送るため」や「よいお父さん、お母さんになるため」とともに、「お金持ちになるため」「尊敬される人になるため」といった地位達成に関連する項目も10ポイント以上アップした。


また、「いい大学を卒業すると将来、幸せになれる」という考えを肯定する割合は、今回大きく上昇した(小学生:16.9ポイント増、中学生:16.0ポイント増、高校生12.8ポイント増)。「将来、 一流の会社に入ったり、一流の仕事につきたい」も小・中・高校生とも10ポイント前後増えている。


(フォルサ)



☆マイナビベアのミクシィ部屋で人気の記事公開中☆

このニュースに関するつぶやき

  • いい大学に出ること自体は選択肢を広げる意味で良いとは思うが、ぶっちゃけソレに伴う知見が広がらんと宝の持ち腐れであると思う訳ですよ。結局のところ頭でっかちじゃ成立しないこと数多くあるからね。
    • イイネ!3
    • コメント 2件

つぶやき一覧へ(35件)

前日のランキングへ

ニュース設定