横浜FMに制裁金500万円とけん責処分…川崎戦での人種差別的行為

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2014年08月29日 15:10  サッカーキング

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 Jリーグの村井満チェアマンは29日、裁定委員会に諮問し、横浜F・マリノスに対する制裁を決定したと発表。Jリーグは横浜FMに、けん責(始末書提出)と制裁金500万円を科した。

 23日に行われたJ1第21節川崎フロンターレ戦で、横浜FMのサポーターがバナナを振りかざした行為が、人種差別にあたるのではないかと問題視され、すでに横浜FMは、当該行為者に対し無期限入場禁止処分を下していた。

 Jリーグ側は、「横浜FMサポーターが試合中に相手チームの選手に対しバナナを掲げ、振った挑発行為は、国際社会では人種差別を象徴する許されがたい行為であり、実行者はそのことを認識していた。本行為は人種差別的行為といえる」との見解を述べている。

 本件について村井満チェアマンは、以下のようにコメントしている。

「横浜FMの当該試合での監視体制や発生後の対処については適切であったと思いますが、結果的にファン・サポーターの皆さまへの十分な啓発活動がなされていたとは言えず、クラブの責任を問うこととなりました」

「横浜FMは3月に起きた浦和の差別事件以降、速やかにクラブ内の人権研修を実施するなど、強い意志を持って率先して差別問題に向き合ってきたクラブの一つでしたが、啓発という点においては、Jリーグ、横浜FMをはじめ、他の多くのJクラブにおいてもまだまだ十分な活動が行われているとはいえません。本件は、一クラブの問題にとどまらず、サッカー界全体の、ひいては社会全体の問題として、一人ひとりが主体的に向き合わなくてはいけないものであることを示唆していると考えます」

「Jリーグを、『世界で一番フェアでオープンなリーグ』にしていくために、皆さんとともに考え続けていきたいと思います」



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