無駄っていう人の多くが、できなくてコンプレックスがあるんだよな(苦笑)学歴もそう。学歴コンプのある人も、学歴なんて無駄と言うからね。

勉強して無駄な事無駄なものなど1つも無い。無駄なのは【〜なんて勉強しても無駄】と言う浅はかで意味不な上から目線の考え方。

実社会で役に立つかどうかより、昔のひとはどういう考えを持っていたのか、今の人との感性の違いがあるのか、思いを馳せるということを学ぶのだと思っています。

学問は実利主義だけではなくて、古典や歴史にも通じた教養人の基盤形成で文化や言語を維持する役割も。最低限の知識を国民に共有がないと文化や教養は滅ぶ。

伊勢(三重県伊勢市）のキャッスルイン伊勢には古事記の現代語訳／竹田恒泰著があるぜ。

自国の古典や古文書が読めないと、どこぞの国のように捏造された歴史が真実だと思いこんじゃいますよ〜

古文漢文は人間の心模様や当時の文化風俗も色々と垣間見えて教養になるし、教訓になるものもある。確かに直接、即何かに使えるものではないかも知れないけど糧にはなるし役立つと思うよ。

たとえアナタの人生の役に立たんでも他の誰かの役には立っていて、ソレが回り回ってアナタの生活に何らかの役に立っている。学問ってそういうもん。自分の人生の役に立つか否かで学問を語るのは傲慢。

はっきり言おう。古典の多くは「おもしろいから残ってきた作品」。知らないと損をすると言ってもいい。西遊記や三国志、唐詩選、孫子など中国古典もいいが、最近は「平家物語」がおもしろいぞ。

オレの高校時代の漢文の先生(見た目70以上に思えたが年齢不詳だったので”ヨーダ”と呼んでいた)が、戦時中に上海言語学院で日本語を教えていた先生で、授業より当時の上海・租界の経験談が面白かった。

ある意味英語より役立つよ。ひとりで海外出張してアクシデント起きた時、心の支えになるのはこういう祖国の文化的ルーツだ。ソース？　徹夜後即初アメリカ行って現地でクレカ忘れたことに気づいた時の僕。

勉強に無駄なものはない。私の場合は書道に活かしている。今の様に印刷じゃないから、書き写して行く訳で、書き手が変わると隷書という独特さもある。私は好きやけどね

記事中に初代ガンダムが出たのにはﾜﾛﾀけど、「古文・漢文を選択しない受験も可能」にしたらいいのでは。試験科目から廃止したら、そこから文化の断絶が始まるわな。

受験のための勉強なのか、自分の知識や教養を豊かにするための勉強なのか、それが問題