クリスマスは“室内汚染がピークになる日”だという。家の中の汚染度が最も高くなるのが12月25日だそうで、クリスマスディナーの準備が主な原因だ。
アメリカの研究者らが、約4000の家の室内汚染のレベルを分析。大規模排出のイベントの中でもクリスマスのそれは最大だったことが判明した。
大気汚染物質PM2.5が、空気中1立方メートルで30マイクログラムを超えた際の「大規模排出イベント」が、クリスマスの日には0.31イベント発生、家3軒毎に最も汚染物質を出す日となり、それ以外の冬のどの日よりも50%増加、さらに夏と比較すると極めて高いレベルで室内が汚染されているという。
同研究を指導したカリフォルニア大学のデヴィッド・ランダーバーグ氏はこう話す。
「冬の季節は寒く暗くなるため、家で過ごし、料理をする時間も増えます。これによって、私たちが呼吸する空気も変化するのです」
「何千もの家の空気の質に関するデータを集めた私たちの研究で、汚染物質を作り出す室内イベントが冬、そしてクリスマスのような食事を主にしたホリデーで最も多く起こることがわかっています」
「この研究は人間の活動、特に料理というものが室内の微粒子の重要な因子となっているとする先行研究を裏付けるものとなります」
元記事はこちら:https://www.narinari.com/Nd/20231283906.html