【バレー】女子日本「死の組」免れるもブラジルなどと同組 パリ五輪1次Lは厳しい戦い予想

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2024年06月19日 21:26  日刊スポーツ

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VNL試合後、パリ五輪出場記念の帽子をかぶって記念撮影するバレー女子日本代表選手(2024年6月15日撮影)

バレーボール女子で今夏のパリ五輪の組み合わせ抽選が19日、タイ・バンコクで行われた。世界ランキング7位の日本は、同1位ブラジル、同4位ポーランド、同20位ケニアとB組に入った。格下のケニアではなく、世界選手権2連覇の難敵セルビアが入ってくる「死の組」は回避したが、厳しい戦いが予想される。真鍋政義監督(60)は6大会連続で戦うブラジルを「もはや腐れ縁」と評し、1次リーグ突破を見据えた。日本は20日、ネーションズリーグ、ファイナルラウンド準々決勝の中国戦に臨む。


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12年ロンドン五輪銅以来12年ぶりのメダルへ、運命の組み合わせが決まった。抽選の結果を受けて、真鍋監督は日本協会を通じてコメントを発表。「もはや腐れ縁」と評したのがブラジルだ。04年アテネ大会から5大会連続で対戦し、全てストレート負け。ただ昨年のパリ五輪予選、今年のVNLは敗れたものの、フルセットまで持ち込んだ。「悔しい思いをさせられた」という雪辱にはエースの「ガビ」ことギマラエスの強打を封じることが近道だ。


ポーランドについては「間違いなく難敵」と評した。エースは203センチのマグダレナ・スティシャク。イタリア1部セリエAでプレー経験があり、ブロックに定評がある大型スパイカー。2大会ぶりの1次リーグ突破へ、ブラジルかポーランドのどちらかを打ち破ることが求められている。


世界ランキング9位ながら、16年リオデジャネイロ銀、21年東京銅の強敵セルビアと同じ組となることは回避した。同20位のケニアは出場12チーム中最下位で「確実に勝利したい」と指揮官は言う。B組は、ケニアをのぞいた三つどもえの争いになる。真鍋監督は「一気に気持ちが引き締まった。個人としては東京大会以上の成績を目指し予選突破(準々決勝進出)に全力を注ぐ」と誓った。【竹本穂乃加】


◆ブラジルとの腐れ縁 日本は04年アテネから21年東京まで5大会連続で五輪出場しているが、そのすべてでブラジルに敗北している。アテネは1次リーグで0−3、08年北京は準々決勝で0−3、銅メダルを獲得した12年ロンドンも準決勝で0−3の敗北を喫した。16年リオデジャネイロと21年東京はともに1次リーグで0−3だった。6大会連続の対戦となるパリの1次リーグで雪辱を目指す。


◆パリ五輪のバレーボール 開催国フランスを含めた男女各12チームが出場。4チームずつ3組に分かれ、1次リーグは総当たりで対戦。各組2位と、3位チームの中から上位2チームの合計8チームが、決勝トーナメントに進出する。


◆抽選方式 6月17日付の世界ランキングをベースに、3チームずつ4組に分かれた。第1ポット(P)の開催国フランスと世界ランク1、2番手がA〜C組に分かれ、3〜5番手の第2P、6〜8番手の第3P、9〜11番手の第4Pが1チームずつ抽選でA〜C組に振り分けられた。日本は7番手で第3Pだった。

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