腹痛を訴えた12歳少女、新生児サイズの腫瘍を抱えていたことが発覚(ドミニカ共和国)

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2024年06月23日 14:20  Techinsight Japan

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これまで健康そのものだった12歳の娘が腹痛を訴え、母親は娘を連れて救急外来に駆け込んだ(『The US Sun 「HORROR FIND Girl
ドミニカ共和国で今から5年前、腹痛を訴えた12歳少女の腹部から約3.6キロの大きな腫瘍が摘出された。当時の少女は生理が始まったばかりで、母親は生理痛のせいだと思い込んでいたという。現在は回復して元気に過ごしているが、お腹には手術の痕が残っており、母親は「子どもの声にしっかりと耳を傾けて」と注意喚起している。米ニュースメディア『The US Sun』などが伝えた。

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2019年9月、当時12歳だったルビィ=メイさん(Ruby-Mae)は、母親に「お腹が痛い」と相談した。母親サラ・デイビスさん(Sarah Davis、42)は、「娘が『これって虫垂炎かな?』と聞くので、『虫垂炎だったらもっと痛いわよ』と答えました。当時、生理が始まったばかりだったので、そのせいだと思っていました。痛み止めを飲ませたら、その日は落ち着いていました」と話す。

しかし翌朝、ルビィさんがさらに酷い腹痛を訴えたため、近くの病院「Centro Medico Cabarete Hospital」の救急外来に駆け込んだ。

6年前にイギリスからドミニカ共和国に引っ越してきたサラさんは、ルビィさんのお腹が少し膨らんでいることに気付いた。サラさんは、「娘はまだ性的に成熟していないことは分かっていましたが、それでも妊娠している可能性がありました。病院で娘の膨らんだお腹を見て、『私に言いたいことは何かある?』と娘に聞きましたよ」と当時を振り返る。

「12歳にして妊娠したのでは」と心配していたサラさんだったが、ルビィさんは検査の結果、腹部に胚細胞腫瘍の一種で「奇形腫」を抱えていることが判明した。珍しい腫瘍だったため、医師が5、6人ほど診察室に入ってきて確認するほどだったという。

医師は、ルビィさんがサラさんの胎内にいる間に腫瘍が発生し、何年もかけて大きくなったのではないかと推測している。

幸いなことに良性腫瘍だったが、腫瘍が大きくなりすぎていたため、虫垂が破裂して命にかかわる可能性があった。すぐに腫瘍の摘出手術が行われたが、ルビィさんの腹部からは、新生児とほぼ同じ重さである8ポンド(約3.6キロ)の腫瘍が摘出された。


緊急手術を受けたルビィさんは、手術を終えてから12時間後には自力で歩くことができ、数日後に退院したそうだ。

当時12歳だったルビィさんだが、腹痛を訴えるまでは健康そのものだったそうで、サラさんは「長年、娘が腫瘍を抱えていたなんて信じられませんでした。兆候もなかったので、まったく気付かなかったです」と驚いている。


現在16歳になったルビィさんはすっかり回復し、元気に過ごしている。サラさんは「とても珍しい腫瘍で、私は今まで聞いたことがありませんでした。娘のお腹には大きな傷が残ってしまい、もっと早く病院に連れて行けばよかったのにと後悔しています。子どもの言うことに耳を傾け、何かおかしいと思ったら、自分の直感を信じることが本当に大切だと思います」と、他の保護者へ注意を呼びかけた。


ちなみに今年3月にはロシアで、卵巣から直径約40センチ、重さ約10キロの巨大な腫瘍が摘出され、その中には歯や骨の成分が含まれていたというケースが注目を集めていた。

画像は『The US Sun 「HORROR FIND Girl, 12, who complained ‘my tummy hurts’ has 8lb tumour filled with hair, teeth and bones removed from stomach」(Credit: SWNS)』『КОНТ 「Хирурги Склифа удалили опухоль весом 10 кг, внутри которой нашли зубы」』『New York Post 「I have a scar on my forehead from eating my stubborn twin in the womb」(TikTok / @verrilame)、「Baby born with twin inside stomach in rare occurrence」(Assuta Medical Center)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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