降格圏と3ポイント差の甲府、篠田善之監督との契約解除を発表…後任には大塚真司コーチが就任

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2024年07月02日 11:33  サッカーキング

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指揮官退任が決まった篠田善之監督 [写真]=兼子愼一郎
 ヴァンフォーレ甲府は2日、双方合意の下で篠田善之監督との契約を解除したことを発表した。なお後任には、大塚真司コーチが就任することを併せて伝えている。

 1971年6月18日生まれの篠田氏は現在53歳。現役時代はプロとしてのキャリア全てをアビスパ福岡で過ごし、2004年シーズン終了後に引退を決断して、翌年から指導者に転身した。福岡のアカデミーやトップチームでコーチを歴任し、2008年の途中に内部昇格で監督へと昇格。2010年にはクラブを5年ぶりのJ1昇格に導いた。以降は、FC東京と清水エスパルスで指揮官を務め、2023年からはヴァンフォーレ甲府の監督に就任。1年目から、クラブ初挑戦となったアジアチャンピオンズリーグ(ACL)で、グループステージ首位突破の快挙を達成した。しかし、2年目となる今シーズンは、明治安田J2リーグ・第22節終了時点で降格圏と3ポイント差の14位に低迷しており、現在は直近8試合未勝利となっている。

 双方合意の下で契約解除となった篠田氏は、クラブ公式サイトにてコメントを残している。

「ヴァンフォーレ甲府を愛する全ての皆様、日頃より熱いご支援ご声援を頂きありがとうございます。本日をもちまして監督の職を離れる事となりました。ヴァンフォーレファミリーの皆様には感謝の気持ちしかありません。本当にありがとうございました。皆様を沢山の勝利で笑顔にする事が出来ず大変申し訳ありませんでした。スタッフ、フロントスタッフの皆様サポートありがとうございました。そして選手のみんなありがとう。ヴァンフォーレ甲府のこれからの躍進、発展を心より願っております」

 また、後任を務める大塚新監督は、クラブ公式サイトにて意気込みをコメントしている。

「ファン、サポーターの皆様、そしてスポンサーの皆様、ホームタウンの皆様方には日頃よりチーム、クラブに力を与えていただきありがとうございます。この度、クラブより監督就任の打診を受け、強い覚悟を持って引き受ける決断をいたしました。力強く暖かいリーダーである篠田監督を支えきる事ができなかったことは本当に申し訳ない思いであります」

「しかしながらチームが苦境に立っている現在、私自身、『今一度スタッフ、選手、ファン、サポーターの皆様、ホームタウンの皆様と共に歩み、上へ登っていきたい』と考え今回の決断に至りました。私には皆様のサポートが必要であります。そのサポートを受けられるよう、チームの勝利のために、惜しみなく自らのサッカーへの思いを日々伝えていきたいと思います。そしてホームの小瀬を中心に皆様方と勝利の喜びを分かち合えるよう全力で頑張ります」
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