パリ世代GK鈴木彩艶、セリエA昇格組のパルマ・カルチョが関心と報道 元福岡ペッキア監督が率いる名門

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2024年07月02日 23:42  サッカーキング

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パリ五輪世代のGK鈴木彩艶[写真]=Getty Images
 シント・トロイデンに所属する日本代表GK鈴木彩艶に、セリエA昇格組のパルマ・カルチョが興味を示しているようだ。2日、イタリアメディア『Pazzidifanta』や『スカイ・イタリア』、ベルギーメディア『HBvL』などが報じている。

 現在21歳で恵まれた体躯と身体能力を武器とする鈴木は浦和レッズの育成組織から2021年にトップチームに昇格すると、在籍2年半でクラブ公式戦通算29試合に出場。昨夏にシント・トロイデンへ加入して、今季は公式戦32試合に出場した。日本代表では2022年7月にデビューを飾り、AFCアジアカップカタール2023では全試合に出場。先月はパリオリンピック2024(パリ五輪)出場を控えた U−23日本代表の一員としてアメリカ遠征に参加しており、今月3日に発表されるパリ五輪本大会のメンバー入りも期待されている。

 先月中旬、鈴木にはセリエAのジェノアからの関心が伝えられていたが、今回は新たな移籍先候補としてセリエA昇格組のパルマ・カルチョが報じられた。イタリアメディアによれば、600万ユーロから700万ユーロ(約10億円から約12億円)ほどの移籍金で交渉が行われているというが、ベルギーメディア『HBvL』はシント・トロイデン側が1000万ユーロ(約17億円)のクラブ史上最高額の移籍金を希望しているとも報じられている。

 パルマ・カルチョは、かつて元日本代表MF中田英寿氏や元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンらが所属していたパルマAC(パルマFC)の後継クラブ。1990年代から2000年代前半にかけてセリエA有数の強豪クラブだったが、経営状況の悪化が続き、2015年の破産でクラブが消滅。2015−16シーズンからパルマ・カルチョが新クラブとして創設され、アマチュアのセリエD(4部)から再スタートした。そこからセリエC(3部)、セリエB(2部)と毎年昇格し、2018−19シーズンにはセリエA(1部)へ復帰。2020−21シーズンに降格し、2部で3シーズンを過ごしたが、昨季はセリエBで一度も連敗することなく優勝を決め、4シーズンぶりのセリエA復帰を決めていた。

 なお、現在同クラブを率いるのはファビオ・ペッキア監督。ナポリやレアル・マドリード、ニューカッスルのアシスタントコーチを歴任したのち、2019年にはアビスパ福岡の指揮官に就任。J2での挑戦は約4カ月で終わりを告げたが、ユヴェントスU−23やクレモネーゼを経て、2022年夏からパルマ・カルチョの指揮官に就任すると、先述のとおり、昨季はクラブを4シーズンぶりのセリエA復帰へと導いた。

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  • アジアカップ以降のザイオンの活躍って、あんま報じないよね。シントトで持ち直したのよ。
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