鹿島に1億4000万円賠償命令=建築不備で医院雨漏り―東京地裁

21

2024年08月23日 18:31  時事通信社

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

時事通信社

東京地裁=東京都千代田区
 横浜市の産婦人科医院の院長らが、医院の新築工事に不備があり雨漏りが生じたとして、工事を請け負った大手ゼネコン「鹿島建設」(東京)に約22億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が23日、東京地裁であった。関根澄子裁判長は訴えを一部認め、約1億4000万円の支払いを命じた。

 判決によると、鹿島建設は2004年に5階建ての医院兼住宅を建設。13年から雨漏りするようになり、院長らは外壁などの工事の不備が原因だとして建物の建て替え費用などを求め提訴した。

 関根裁判長は、外壁タイルの継ぎ目や配管の隙間の埋め方などに不備があり、「建物への雨水浸入の原因となった」と判断した。一方で、防水材を使った補修工事で対応できると指摘し、建て替えが必要とする院長らの主張は退けた。

 鹿島建設広報室の話 判決文の内容を精査した上で、今後の対応を検討する。 

このニュースに関するつぶやき

  • 機械が雨漏りで壊れたら、修理や新規購入で億単位かかることがあるし、修理できるまでの間の診療が止まるので収入も減ります
    • イイネ!16
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(15件)

ニュース設定