<フィギュアスケート:東京選手権>◇第2日◇22日◇千葉・アイスパーク船橋◇男子ショートプログラム(SP)
昨季の4大陸選手権銀メダルの佐藤駿(20=エームサービス/明治大)が、ISU非公認大会ながら自身初の大台となる100・87点で首位発進した。
冒頭の4回転ルッツでGOE(出来栄え点)3・07点の加点を引き出すと、その後も4回転−3回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半)と3本のジャンプを成功。圧巻の出来で自身初めて100点台に乗せ、「ずっと出したいと思っていたので、出すことができてまずはうれしく思っている」と笑みを浮かべた。
今月中旬にイタリアで行われ、自己ベストを記録したロンバルディア杯から好調を維持する。その要因を「失敗しても流れが途切れない」と演技構成点(PCS)の向上に説く。今季は、ジャンプとスピンを抜いて曲かけの練習を行い、ステップなどの表現面に磨きをかけてきた。この日もPCSはトップの41・75点を記録。「それがうまくいっているのかな」と手応えを示した。
26年ミラノ・コルティナダンベッツォ五輪のプレシーズンの今季は、年末の全日本選手権優勝を見据え、出場した大会を全て制することを目標に掲げる。そのためには、22年北京五輪銀メダルの鍵山優真らライバルを上回ることが不可欠となる。「超したいという気持ちがあるが、今のままだと厳しい」と自身の立ち位置を冷静に分析。4回転ジャンプの精度の向上などを課題に挙げ、「これからもっとたくさん練習して、頑張って行こうと思います」と力を込めた。
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フリーは23日に行われる。
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