62歳・預金150万円「医者や弁護士にでもなればよかったんですかね」と語る男性のリアルな年金生活

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2024年09月24日 20:11  All About

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老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、千葉県在住62歳男性のケースを紹介します。
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、千葉県在住62歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:62歳男性
同居家族構成:妻(55歳)
居住地:千葉県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:650万円
現在の貯蓄額:預貯金150万円、リスク資産0円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金30年以上

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):6万円(繰り上げ受給)
老齢厚生年金(厚生年金):10万円(繰り上げ受給)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし

配偶者の年金や収入:なし

「もっと年金を増やしてほしいです」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。

その理由として「妻は自由に動けないので働くことができず、(離れて暮らす)娘も生活に余裕があるわけではないので援助は厳しい。もっと年金を増やしてほしいです。老後は働いた分自由が増えてもいいんじゃないかな。岸田さんお願いしますよ」と語っています。

ひと月の支出は約「20万円」。年金だけで「ほとんどの月で足りない」と回答されています。

「外食や出かけることは全くしていない」

年金で足りない支出については少額であれば「娘に(なんとか)援助してもらう」という投稿者。

年金生活においては「全て自炊。外食や出かけることは全くしていない。妻も医療費がかかるからと、病院に行こうとしません。冷暖房も控えて、図書館に行ったりします」と節約をしているとのこと。

「こんなに苦しい生活になるとは思いもしませんでした」

現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「現役時代から節約には熱心でしたし、妻も倹約家なので何を後悔するべきかわからないです」と回答。

「医者とか弁護士になればよかったんですかね。そんな一握りの人しか老後の安心がないなんて日本も未来が暗いですよ。わたくしは学生時代から真面目にやってきまして、普通の生活が送りたかっただけなんですがね。こんなに苦しい生活になるとは思いもしませんでしたよ」とコメント。

今の生活での不安や不満については「体も元気に動かすことができないので、収入源が年金しかないのが怖いです。条件でいろいろ仕事を探しましたが全く見つかりません。相手にもしてもらえず、悲しいです」とコメント。

今の楽しみを聞くと「妻とたわいもない会話をすることぐらいですかね。たまに娘が帰ってきてくれるのでそれが楽しみです。娘は人生これからなのでいろんな経験をしてほしいです」と教えてくれました。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

このニュースに関するつぶやき

  • 妻が動けないとか言い訳してないで働け。離婚すれば妻の問題は無くなるだろ(暴言)。国は「死ぬまで働け」って言ってるぞ。
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