国内スタバ初「12歳以下向けフラペチーノ」が話題 きっかけに「親の声」

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2024年09月25日 08:21  ITmedia ビジネスオンライン

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スターバックス コーヒー ジャパン初の子連れ向け店舗(同社提供、以下同)

 スターバックス コーヒー ジャパンは9月14日、イオンレイクタウン(埼玉県越谷市)内にある7店舗のうち、1店舗を子連れ向けとしてリニューアルオープンした。こうした店舗をオープンするのは国内のスタバでは初の試みだが、どういった狙いがあるのか。同社の広報担当者に聞いた。


【画像】子ども用フラペチーノ、反応は?(全8枚)


 子連れ向けとしてリニューアルオープンしたのは、「スターバックス コーヒー 越谷イオンレイクタウン mori 3階店」(以下、イオンレイクタウン mori 3階店)。店内はベビーカーや車いすが通りやすいような導線設計を採用。ソファやテーブルの近くにベビーカーを置いたままでも使いやすいように、スペースを広めにとっている。


 注文方法は、席からの「モバイルオーダー&ペイ」(公式モバイルアプリなどから事前に注文、決済するサービス)を推奨している。モバイルオーダー&ペイを利用すれば、席に座ったままドリンクやフードを選び、レジに並ばず商品を受け取ることができる。買い物帰りで荷物が多い時や、ベビーカーを押している時の負担を減らす狙いだ。


●国内初のキッズ フラペチーノを販売


 同店舗では、通常のメニューに加え、国内初となるドリンクメニュー「キッズ フラペチーノ」を用意した。キッズ フラペチーノは12歳以下向けで、店内利用の際は取っ手付きで持ちやすい樹脂製グラスで提供する。


 フレーバーは「キッズ バニラ クリーム フラペチーノ」「キッズ マンゴー&フルーツ フラペチーノ」「キッズ チョコレート フラペチーノ」の3種類。サイズはショートのみで、価格は持ち帰りだと432円、店内利用だと440円だ。


●ドリンクのカスタマイズ体験も提供


 子どもがドリンクをカスタマイズできる「コンディメントバー」も設置した。コンディメントバーにはチョコレートソース、キャラメルソース、キャラメルフレーバーシロップ、バニラフレーバーシロップの4種類を用意しており、味わいを自由に調整できる。キッズフラペチーノのほか、キッズミルクやキッズココアなど、子ども向けメニューを注文した人が利用可能だ。


 広報担当者は「コンディメントバーでカスタマイズすることが前提なので、キッズ フラペチーノは通常商品よりもシンプルな味わいに仕上げている」と説明する。


●イオンレイクタウン内にオープンした背景


 イオンレイクタウンは、東京ドーム6個分という広い敷地の商業施設だ。同社はイオンレイクタウン内に7店舗を展開しているが、エリアごとに特性や客層の違いがあるとか。例えば、越谷レイクタウン駅から近くイオンレイクタウン kazeの玄関口に位置する店舗は、仕事や勉強での利用目的が多く、客層も若者が中心だという。


 一方、mori3階は、エリア全体が子どもや家族向けの店舗が多い。そのため、イオンレイクタウン mori 3階店も子連れの利用客が多数を占めていた。こうした利用客から「騒がしくしたら周囲に迷惑をかけてしまう」「ベビーカーの置き場所に困る」「レジに並ぶのも大変」といった声が寄せられていたこともあり、同店舗を初の子連れ向け店舗へリニューアルすることになった。


 イオンレイクタウン mori 3階店では、リニューアルオープン後の利用ニーズや店舗体験の検証を進める方針だ。「得られた検証結果などを元に、子連れ向け店舗の拡充を検討していく」(広報担当者)という。



このニュースに関するつぶやき

  • スタバにわざわざお子を連れて行きたがる奴が理解出来ない。否!連れて行くのは構わないのだよ。ただ、普段、お子を見てたら向き不向きのお店が分かると思うんだよね。興味津々なら大人しくしてると思うぞ。親のエゴ。
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