ヤクルト・青木宣親が語った昔と今のプロ野球の違い「ピッチャーのレベルも上がって来ています」

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2024年09月25日 10:13  ベースボールキング

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ヤクルト・青木宣親 (C) Kyodo News
 ヤクルトの青木宣親が昔と今のプロ野球の違いについて語った。

 青木はシーズン200安打をNPBで唯一2回達成し、最多安打のタイトルを05年、06年と2度獲得している。05年が202安打、06年が192安打を放ったが、近年は最多安打のタイトルも160本台。昨季の最多安打はセ・リーグが164安打の中野拓夢(阪神)、牧秀悟(DeNA)、パ・リーグが163安打の柳田悠岐(ソフトバンク)だった。昔と今のプロ野球で何が違うのだろうかーー。

 「やはりピッチャーのレベルも上がって来ていますよね。それは感じます。年々上がって来ていてここ近年は本当に良い投手が増えました」。

 良い投手が増えた理由については「データ化が進んだ事が大きな要因だと思います」と分析。「色々な球種を投げてくる。スライダーと言っても、スラーブとか奥行きのあるスライダーとか、カットボールとか。どういうボールをバッターが打ちにくいか、データ化されてわかっているから捉えるのは難しい」と球種が増えたことも良い投手が増えた要因のひとつに挙げた。

 「だからこそ一発で仕留められるパワー全盛の時代になっていると思うんですよね。コンタクトというよりは、そちら側に比重が行っているのはあると思います。だって連打が見込めないんですから。一発でオーバーフェンスするという野球に変わって来ているのは間違いないですね」。

 青木が200安打を達成した05年や10年とは野球が変わっているのだろうかーー。

 「全然違いますね。日本ではまだコンタクトに比重を置いている事もあるけど、アメリカに関してはほぼほぼそういうパワーヒッターを揃えて来ているよね」。

 「例えばランナー・一塁とか、フォアボールで出ようものなら次にホームラン打って2点。もしくは二塁打を打って1点。そんな感じですよね。別にスコアリングポジションにランナーを進めて、はいシングルヒットで1点という考えはあまりないよね」。

 データ化が進み投手のレベルが上がっている中で、打者陣が今後どのように対応していくか非常に注目だ。

(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)

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