【RIZIN】井上直樹「準備してきたことを発揮できれば」vs.スーチョル「試合で死ぬとしてもベストを尽くす」【試合前インタビュー】

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2024年09月27日 19:54  ORICON NEWS

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井上直樹と(左)、キム・スーチョル (C)ORICON NewS inc.
■『Yogibo presents RIZIN.48』試合前インタビュー(27日・都内ホテル)
 大会まで残り2日となった『RIZIN.48』(さいたまスーパーアリーナ)第10試合のバンタム級タイトルマッチで対戦する井上直樹とキム・スーチョルが、試合に向けた意気込みを語った。

【写真】パパの顔… 息子を抱き寄せるキム・スーチョル

 昨年大みそかの『RIZIN.45』でフアン・アーチュレッタにKO勝利した朝倉海が、UFC参戦のため今年6月に返上したバンタム級のベルト。王座をめぐって“地獄のエンジェル”井上と、“韓流お茶目ゾンビ”スーチョルが初めて対戦する。

 キャリアの中で初のタイトル戦となる井上は「心境はいつもどおりです。スーチョル選手と戦うことに緊張感はあるけど、試合に向けてしっかり練習してきました。メンタル的にも準備してきたつもりなので、それが試合で発揮できれば」と、大一番を前にしても平常心を保つ。

 「タブで根性があって強い」と評するスーチョル戦に向けて、ライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザや元フェザー級王者のクレベル・コイケらのジム「ボンサイ柔術」へ出稽古も行った。「緊張感を味わえたのは良かったです。スパーをやって、こういう技があるんだって学びになったので、やって損はなかった」と手応えをつかんだ。

 ベルトに対する思いを聞かれると「特別なものですし、RIZINバンタム級の中で強さの証明になるので、しっかり取ってこれからも活躍していきたい」と意気込んだ。

 対するスーチョルは、熱いファイトとお茶目なキャラクターで今やRIZINの人気ファイターとなっているが「全然実感していません。自分なりに自分の生き方をそのまま続けているだけなんですけど、好きになっていただいていたとしたら、本当に心から、心から感謝したいと思います」と謙虚さを崩さない。

 井上の強さは認めながらも「私はここに骨を埋める覚悟で来ています。妻が聞いたら嫌がると思いますけれども、私が2日後の試合で死ぬとしてもベストを尽くしたい。残った子どもはきっと奥さんが立派に育ててくれるでしょう。そういう覚悟で戦います」と不退転の決意を述べた。

 今回の試合に勝てばキャリアで3つ目のタイトルとなるが、あくまでベルトという結果ではなく、そこに至る過程の重要性を訴える。「全ては幻で、ベルトを獲得することは重要ではありません。私に大切なのは、命がけで勝つためにここまできたということ。もし勝てたら、もちろん気分は良いと思います。でも、試合の翌日に妻と息子を見ながらコンビニで買った100円くらいのおにぎりを食べる。それだけで私は満足です」。そう語ると、インタビュールームの外で待っていた息子を呼び寄せ、ファイターではなく父親の顔で優しく抱きしめた。

●9月29日『Yogibo presents RIZIN.48』対戦カード
・第11試合 ライト級タイトルマッチ
ホベルト・サトシ・ソウザvs. ルイス・グスタボ
・第10試合 バンタム級タイトルマッチ
井上直樹vs. キム・スーチョル
・第9試合 バンタム級
元谷友貴vs. 太田忍
・第8試合 フェザー級
フアン・アーチュレッタvs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ
・第7試合 スーパーアトム級
伊澤星花vs. 浅倉カンナ
・第6試合 バンタム級
牛久絢太郎vs. 佐藤将光
・第5試合 ライト級
矢地祐介vs. 宇佐美正パトリック
・第4試合 フェザー級
萩原京平vs. 高木凌
・第3試合 バンタム級
金太郎vs. 秋元強真
・第2試合 フライ級
新井丈vs. エンカジムーロ・ズールー
・第1試合 フェザー級
カルシャガ・ダウトベックvs. 木下カラテ

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  • キムスーチョル 熱いファイトとお茶目なキャラクター…!だと?
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