【バレー】「夢を見られるスポーツに」西田有志「五輪の熱狂をSVリーグで体現するべき」

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2024年09月30日 20:39  日刊スポーツ

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会見に登壇したサントリーサンバーズ大阪の高橋(左から2人目)。右は大阪ブルテオンの西田(撮影・横山健太)

10月に始まるバレーボールの新リーグ「SVリーグ」の開幕会見が30日に都内で行われ、参戦する男子10チームと、海外遠征中の山形をのぞく女子13チームの代表選手が一堂に会した。


2030年までに「世界最高峰」実現を目指す同リーグの男子開幕戦は、11日に昨季のVリーグ覇者サントリーと同2位の大阪Bが対戦。高橋藍(23)と西田有志(24)のパリ五輪代表アタッカーが激突する。12日開幕の女子は、3連覇を目指すNECが埼玉上尾と相まみえる。男子は上位6チーム、女子は上位8チームがプレーオフに進出。決勝は男子が5月3〜6日、女子は同2〜4日に予定されている。


   ◇   ◇   ◇


パリ五輪で左のエースとして8強入りに貢献した西田の表情は、来たる開幕に向けて引き締まっていた。初戦からパリで共闘した高橋藍との日本代表対決が実現。2週間を切った一戦へ、「まだ試合で100%でやったことはないので、そこはすごく楽しみ」と胸を高鳴らせた。


早くも駆け引きは始まっていた。高橋が自身のサーブを警戒していたことを伝え聞くと「開幕までによりいいサーブを打てるように準備したい」とニヤリ。進化した姿で、ライバルを迎え撃つ覚悟だ。


30年までに「世界最高峰」の実現を目指す新リーグのオープニングゲーム。長く日の丸を背負って世界を舞台に戦ってきた男は、並々ならぬ覚悟を持って臨む。現在のバレー人気の高まりを感じるからこそ「19年のW杯や東京五輪の後も、注目されていたものの継続できなかった」と省みる。この熱を冷まさないように−。「2度も3度も同じことを起こさないように、1人1人が危機感も持ちながらやっていかなければならない」と誓いを立てた。


「五輪の熱狂をSVリーグで体現するべき」と力を込めた西田。バレーボールを「みんなが夢を見られるようなスポーツにする」と誓った。日の丸の次は、リーグを背負う。【勝部晃多】

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