4日午後4時20分ごろ、東京都北区赤羽西の住宅街にある工事現場で、「不発弾らしきものがある」と工事関係者から110番があった。防衛省などによると、自衛隊の不発弾処理隊が出動し、さびた不発弾のようなものを発見。爆発の危険性はないと判断し、回収した。
警視庁赤羽署によると、近隣住民などにけが人はなかった。
同署は周囲に規制線を張り、近隣住民に避難を促したが、午後7時すぎに規制を解除した。
近くの公民館に一時避難したという近隣の男性(66)は「この辺りは戦時中に爆弾を落とされたと聞いていた。(不発弾が)見つかってもおかしくないと思っていた」と語った。近くに住む女性は「怖い。爆発なんて起きたら引っ越しも考えないと」と驚いた様子だった。
現場はJR赤羽駅から南西に約500メートルの住宅街。付近には小学校や味の素ナショナルトレーニングセンターなどがある。