【バスケ】河村勇輝「米国でプレーできることを証明する」/NBA挑戦経緯

0

2024年10月08日 18:19  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

マーベリックス戦に出場したグリズリーズ河村勇輝(ロイター)

<NBAオープン戦:マーベリックス116−121グリズリーズ>◇7日(日本時間8日)◇米テキサス州◇アメリカン・エアラインズ・センター



パリ五輪日本代表の河村勇輝(23)が“NBAデビュー”を飾った。


キャンプ参加しているグリズリーズの一員としてマーベリックスとのオープン戦に第4クオーター(Q)から途中出場。9分16秒のプレーで5得点3アシストを記録。最初に3点シュートを決めるなど持ち味を発揮した。契約上、今後も出場機会は確約されていないが、22日(同23日)の開幕に向けて、必死のアピールを続ける。試合はグリズリーズが121−116で勝利した。


   ◇   ◇   ◇


河村のNBA挑戦経緯


◆7月7日 横浜BCは、河村がNBAグリズリーズとエグジビット10契約に合意した、と発表。


◆同9日 河村が会見を行って「NBAのコートに立つことが1番の目標」。


◆8月2日 パリ五輪を戦い終えて「日本と世界のレベルの差っていうのはかなり詰まってきてる」。


◆同5日 パリから帰国して「米国でプレーできることを証明するために毎日、自分と向き合いたい」。


◆9月21日 キャンプ参加へ、羽田空港から出国。「すごくわくわくしている。いい経験になる」。


◆10月1日 テネシー州ナッシュビルでキャンプ初日に参加。「いつカットされるか分からない状況」。背番号は大谷翔平と同じ17番で「米国の17番は、素晴らしい番号だと思われるようなプレーをしたい」。


◆同6日 公開練習の最後に、新人恒例のダンス大会で優勝。「知ってもらえるいい機会になった」。


◆河村勇輝(かわむら・ゆうき)2001年(平13)5月2日、山口県生まれ。福岡第一から東海大に進学。22年春に東海大を中退、プロとして横浜BCでプレー。22−23年はシーズンMVP、新人賞を獲得。24年パリ五輪代表。尊敬する人物はイチロー。身長172センチのポイントガード。


▼メンフィス・グリズリーズ 95年カナダのバンクーバーを本拠地として、トロント・ラプターズとともに米国外から初めてNBAに参加。01年にメンフィスに移転。18−19年シーズンには渡辺雄太が所属し、23−24年シーズン途中もサンズから復帰していた


▼エグジビット10契約 NBAで定められている契約の1つ。最低年俸、無保証となるが、クラブはシーズン開幕前、NBAと下部組織のGリーグチームを一定期間行き来できるツーウェー契約に切り替えることが可能。開幕前に契約解除された場合も、選手は契約クラブ傘下のGリーグチームと契約することができる。Gリーグで60日間プレーした場合、最大5万ドル(約725万円)が支給される。17年、ツーウェー契約ともに導入された制度

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定