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<出雲駅伝>◇14日◇島根・出雲大社前〜出雲ドーム前(6区間45・1キロ)
国学院大が5年ぶり2度目の優勝を飾った。首位で出た最終6区では初マラソン日本最高記録を持つ平林清澄(4年)が駒澤大・篠原倖太朗(4年)とのアンカー勝負を制し、先頭でゴール地点の出雲ドームへ。4区から3人連続区間賞を獲得し、後半で強さを発揮した。
通過順位は1区で青木瑠郁(3年)が3位、2区の山本歩夢(4年)が5位、3区の辻原輝(2年)が3位、4区の野中恒亨(2年)が区間賞でトップと9秒差の3位と追い上げ、5区でも上原琉翔(3年)が区間賞の走りでついに首位に浮上していた。
現4年生は同大が初優勝した19年の出雲路に憧れを抱き、21年に入学した世代。2度目の栄冠をつかんだ平林は「5年前のレースを再現しようと思った。精いっぱい走りました。優勝できてよかったです」と声を弾ませた。首位でつないだ仲間にも感謝し「『6区に自分がいる』と言いたかったが、みんな強いので胸を借りるつもりで走った。みんな、ありがとう!」と笑みを浮かべた。
平林が2月の大阪マラソンで2時間6分18秒で優勝し、初マラソンの日本選手最高記録を更新した。学生の枠にとどまらない結果を示した絶対的エースの快走は、何よりのチームの刺激となった。トラックシーズンで次々に自己記録を塗り替えた選手たち。1万メートルの平均タイム(上位6人)は28分12秒42で出場チーム最速だった。
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前田康弘監督はレース前も「非常にチームの状況は良いです。勝負しにきました」と自信を隠さなかった。「5年前に勝った時は、正直勝つ確率は自分の中ではそんな高くないなと思う中で勝ってしまった。今回は勝ちに来て、勝ちたい。選手とも今年は勝負の年と言っています」と覚悟があった。
チームのスローガンは「歴史を変える挑戦〜EP・3〜」。11月の全日本大学駅伝、来年1月の箱根駅伝の総合優勝へ。出雲から歴史を変えていく。
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