【出雲駅伝】2位の駒大・藤田監督「横に並ぶと相手に表情が…」エース篠原倖太朗に厳しい指摘

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2024年10月14日 18:03  日刊スポーツ

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2位でゴールする駒大・アンカー篠原(撮影・上山淳一)

<出雲駅伝>◇14日◇島根・出雲大社前〜出雲ドーム前(6区間45・1キロ)



駒澤大(駒大)は2時間10分04秒で2位となり、史上4校目の3連覇を逃した。5年ぶり2度目の優勝を飾った国学院大に40秒差をつけられた。


屋外5000メートル日本人学生記録保持者で最終6区(10・2キロ)に起用された篠原倖太朗(4年)は、首位の国学院大と4秒差でタスキを受けたものの、マラソン日本人学生記録保持者の国学院大・平林清澄(4年)との“エース対決”で差を広げられた。29分03秒で区間3位となり、フィニッシュ後には涙。「1区から5区がゲームを作ってくれた。自分のせいです」と責任を背負った。


最終区の序盤では、篠原が平林の横に並ぶシーンもあった。藤田敦史監督はこの場面をポイントに挙げ「多分篠原はプライドがあって、後ろにつくことはせずに横に並んだのだと思います。ただ、勝負事は勝たないとダメなんです。横に並ぶと相手に表情が見えるんですよ。鈍ってきたなと感じ取られたので、平林に行かれたんです」と厳しく指摘。「後ろにくっつけば相手から表情が見えない。そこはもっとうまくやれたんじゃないのかな」とし、「より高いレベルで戦っていくのは、そういうクレバーさが必要になるかな」と冷静な判断を求めた。


篠原に厳しい指摘を並べつつ「彼だけの責任ではない」と強調。「篠原に渡すまでにリードを作れなかった点が反省としてある。チームとしてもっと力をつけなきゃいけない」と全体での底上げを課題に挙げた。

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