<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ>◇18日(日本時間19日)◇米テキサス州アレン◇女子ショートプログラム(SP)
【アレン=藤塚大輔】昨季の4大陸選手権3位の渡辺倫果(22=三和建装/法政大)が3位につけた。
66・54点を記録し、68・43点で首位のイザボー・レビト(米国)まで1・89点差につけた。ステップシークエンスがレベル2(最高が4)となり「レベル…レベル…」と苦笑いしつつ「レベルが取れたら(3回転)アクセルがなくても70(点)を目指せるという思いがあり。『今できることはやっていたかな』と思う反面『まだまだできる』という狭間の部分にいます。すごく緊張した中で、うまくかみあわせることができたと思いました」と振り返った。
今秋は東京夏季、ロンバルディア杯(イタリア)、東京選手権と実戦を重ね、SP、フリーで大技トリプルアクセル(3回転半)を計3本組み込む構成にも果敢に挑戦。「アクセルを3本やる辛さというか、しんどさもちゃんと感じることができた」といい「選択肢がすごく増えた」とうなずく。今大会へは「順位も大事。アクセルの挑戦というより、確実にできることをやるという風に位置づけている」とこだわってきた。
フリーは19日(日本時間20日)に行われる。
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首位から4位の樋口新葉(ノエビア)まで2・31点差の混戦となり「もちろん1つでも順位を上げた方が(2戦目の)中国大会にも余裕ができる。今回の大会はすごく大切になってくるので、優勝をもちろんしたい気持ちはありますが、そればかりを見てしまうと自分の性格上、萎縮してしまう。自分のやりたいことをやる。『皆さんに見ていただきたい演技をしたい』という思いだけを、まずは胸に、明日は1歩1歩進んでいきたいと思います」と誓った。
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