胃痛、胃もたれに悩まされた男性 小腸から体長3センチの生きたゴキブリ摘出(印)

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2024年10月20日 21:01  Techinsight Japan

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20代男性の小腸から摘出したゴキブリについて「生きていたことに驚いた」と語ったシュバン・ヴァティア医師(『Dr. Shubham Vatsya Instagram「We are in the news」』より)
インドの首都ニューデリーの病院で、激しい胃の痛みや胃もたれを訴えた20代の男性患者の小腸から、体長3センチのゴキブリが摘出された。ゴキブリは生きていたそうで、医師たちを驚愕させた。インドのニュースメディア『The Indian Express』などが報じた。

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ニューデリー地区バサント・クンジのフォルティス病院に最近、激しい胃の痛みや胃もたれ、腹部膨満感が2、3日続いているという23歳(22歳とも報道)の男性が訪れた。

男性は医師に「数日前、ナイトマーケットの屋台で食事をした。それが体調不良の原因ではないか」と訴えたそうで、医師は原因究明のため上部消化管内視鏡検査(EGD)を実施した。

EGDとは、先端部に超小型カメラがついた内視鏡を口から挿入し、食道、胃、小腸の最初の部分(十二指腸)の内膜を調べる検査で、医師は男性の小腸に生きたゴキブリを発見し、驚愕した。

消化器病学のシニアコンサルタント、シュバン・ヴァティア医師(Dr. Shubham Vatsya)は「患者はここ2、3日、食事後の胃もたれと腹部膨満感に悩んでいた。検査は通常の手順通りだったが、ゴキブリが無傷で生きていたことには驚いた」と語った。

内視鏡には2つのチャンネル(管)があり、空気や水を送る「送気・送水ボタン」と、空気や水を吸う「吸引ボタン」が装備されている。同医師は「直ちに吸引ボタンを作動させてゴキブリを吸い込み、摘出に成功した。ゴキブリは早急に摘出しないと、感染症など深刻な合併症を引き起こす可能性があるため、非常に危険だ」と述べた。

施術は約10分で、体長3センチほどのゴキブリが摘出された。同医師は、男性が就寝中に喉から侵入したか、ナイトマーケットで誤って飲み込んだ可能性があると推測している。


なお、ゴキブリは様々な細菌やウイルスを媒介することでも知られており、ゴキブリが接触した食品を摂取することで食中毒や感染症を引き起こす。さらに、フンや死骸がアレルギーの原因となり、喘息を引き起こすこともある。男性のように消化管に入ると、ほとんどの場合は自然に体外に排出されるが、留まった場合には細菌が放出され、健康状態が悪化することもあるという。

ちなみに中国では今年8月、58歳の男性の気管内からゴキブリが摘出された。就寝中に鼻から侵入したとみられており、男性は咳や黄色い痰、口臭が3日間続いていた。また過去にはコロンビアで、耳の不快感と激しい痛みに襲われて病院を訪れた女性の耳から、ゴキブリが摘出された。

画像は『Dr. Shubham Vatsya Instagram「We are in the news」』『Times Now 「Delhi Doctors Remove 3cm-long Live Cockroach From A Young Man’s Intestine」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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