「ロカボ」食品、広がる共感=低糖質メニュー多様化

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2024年10月24日 09:02  時事通信社

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ヤマモリが販売する濃縮つゆなどの低糖質商品=三重県桑名市の同社
 適度な糖質を取りながら生活習慣病の予防や健康につなげる「ロカボ」食品が普及してきた。食品メーカーなどが提供する低糖質メニューは多様化。極端な糖質制限とは一線を画し、健康とおいしさの両方を志向する商品群は、幅広い共感を得つつあるようだ。

 ロカボは1日当たり70〜130グラムの「適正糖質」を取りながら健康を目指す考え方。ロカボを提唱してきた「食・楽・健康協会」の山田悟代表理事は、「おいしいもので健康になり、社会全体の医療費削減にもつながれば」と話している。

 日清食品チルド(東京)が2022年から販売する「もちっとロカボ麺」は、食物繊維が豊富に含まれ、今年度上半期にインターネット通販「アマゾン」での売り上げが自社商品でトップになった。敷島製パン(名古屋市)の低糖質パンシリーズは10月時点でソーセージパンなど10種に広がっている。

 ヤマモリ(三重県桑名市)が販売する糖質9割カットの濃縮つゆは、昨年度の売上高が19年度比8割増。壱番屋は白米の代わりにカリフラワーを使う「低糖質カレー」を「カレーハウスCoCo壱番屋」で展開、好評を博しているという。

 また、あいおいニッセイ同和損害保険(東京)は、ロカボを取り入れた食生活改善プログラムを開発中。同社は「健康と安全という価値を、損保会社として社会に提供していきたい」としている。

 食・楽・健康協会では、13年の発足以来「ロカボマーク」の利用などが可能なパートナー企業が90社超に増えた。同協会は今後もベビー用品などさまざまな業界にロカボの理念を広めたい考えだ。 

日清食品チルドが販売する低糖質の麺「もちっとロカボ麺」(同社提供)
日清食品チルドが販売する低糖質の麺「もちっとロカボ麺」(同社提供)

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  • こういうのは、だいたい味が物足りないから舌が慣れるまではまずく感じるから躊躇しちゃう(´・ω・`)
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