「勿体ない」 パナソニック電池の“大幅デザイン変更”はあり? なし? 10年以上前に実施も…… 再び議論に

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2024年10月26日 07:43  ねとらぼ

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SANYO時代のエネループ(画像提供:みなぎさん)

 誰もが知っている商品の見た目が変わってしまったら……? 10年以上前に変更されたPanasonicの充電池のデザインをめぐり、一部のX(Twitter)ユーザーの間で再び議論を呼んでいます。


【画像】変更された「エネループ」のデザイン


●「eneloop」の表記が小さくなっている


 きっかけはXユーザーのみなぎさんが投稿した写真。Panasonicが展開している充電池「エネループ」が2つ並んでいますが、注目すべきはそのデザインの違いです。片方は現在Panasonicの完全子会社である三洋電機が、かつて「SANYO」ブランドとして展開していたころのもので、電池の中央に大きく商品名の「eneloop」の文字が記されています。


 しかし、もう一方のエネループは、「Panasonic」の文字が大きく記され、「eneloop」の名前はその下に小さくあるのみとなっています。どちらも「eneloop」の表記はあるものの、デザイン的には印象が大きく異なりますね。こうした配置のデザインは2013年にエネループがSANYOからPanasonicブランドになって以降、現在に至るまで採用されています。


●ブランドめぐる複雑な歴史も


 そもそも、このエネループは三洋電機とPanasonicの2社の運命が絡み合った、なんとも複雑な歴史を抱えています。


 エネループは三洋電機が2005年に発売すると、一躍ヒット商品として注目を浴びます。一方、Panasonicは2008年にエネループと競合する「充電式エボルタ」を発売しました。しかし、2011年に三洋電機がPanasonicの完全子会社になると、2013年からはエネループと充電式エボルタが同じPanasonicブランドから販売されるように。このときは「一回の使用時間が長いエボルタ」と「繰り返し充放電して長く使えるエネループ」という棲み分けがされていました。


 その後もしばらくPanasonicの充電池は「二枚看板」の状態でしたが、2023年3月には充電式エボルタの展開が終了し、エネループに統一されています。


●名前自体が消えたわけではないけれど……


 なかなか複雑な経緯ではありますが、Panasonicロゴが大きくなった後も、三洋電機が作ったエネループの名前自体は存続しているというのが実情。それでも、2013年のブランド移行に伴うデザイン変更時には、ネット上で疑問の声も聞かれていました。


 このデザイン変更を「勿体ない」と投げかけたみなぎさんの投稿をきっかけに、Xでは11年越しに議論が白熱。「僕はSANYOのeneloopを忘れない」「とてもわかります」「eneloopのロゴとデザインが好きなので残念だった」「知名度というか、作った会社の思いは受け継がれて欲しい」など、さまざまな意見が聞かれています。



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  • 一般的なアルカリ電池で、1番液漏れを起こすのは、パナソニック製。 直ぐ使う分には良いが、長期や災害用なら、maxellか富士通(10年補償付き)。 充放電タイプは電圧低め…
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