ドジャース・山本由伸が7回途中1安打、1失点の快投！　日本人17年ぶりとなるWS勝利の権利持って降板

◆ ワールドシリーズ初登板で7回途中1失点の好投

　ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手（26）が現地時間26日、ヤンキースとのワールドシリーズ第2戦に先発登板。第1戦の大谷翔平に続いて日本人選手17人目のワールドシリーズ出場を果たし、7回途中1失点と好投を見せた。

　ポストシーズン4度目のマウンドに上がった山本は、第1球で97.8マイル（約157.4キロ）、第2球で98.0マイル（約157.7キロ）とアクセル全開の立ち上がり。先頭打者トーレスへの四球から一死二塁とするも、3番ジャッジをスライダーで空振り三振、第1戦で本塁打の4番スタントンを一飛に打ち取ってピンチ脱出。2回表にも四球で走者を背負ったが、無失点に抑えた。

　2回裏、トミー・エドマンのソロ本塁打でドジャースが1点を先制。ところが山本は直後の3回表、二死走者無しから2番ソトに同点ソロを被弾。カウント2-2から内角のフォーシームを右翼スタンドに運ばれ、この試合最初の被安打が痛い一発となった。

　それでも3回裏、テオスカー・ヘルナンデス、フレディ・フリーマンの2者連発により3点を勝ち越し。再び援護を貰った山本は4回表からパーフェクト投球を披露。6回表には1番トーレス、2番ソトを続けて内野ゴロに打ち取り、最後は3番ジャッジをスプリットで空振り三振。7回表の先頭打者スタントンを二飛に仕留め、左打者が続くところで左腕アンソニー・バンダに交代。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。

　この試合の山本は6回1/3、86球を投げて1安打、2四球、4奪三振、1失点という投球。ポストシーズン通算の防御率は「3.86」に低下した。日本人投手がワールドシリーズで先発するのは2007年レッドソックスの松坂大輔、2017年ドジャースのダルビッシュ有以来3人目。白星を上げれば、2007年以来17年ぶりとなる。