「任天堂が置き時計を発売しましたが、私が以前にDIYした置き時計もご覧ください」
こんなポストをされたのはnico(@nicobow)さん。パッと見は任天堂が1990年に発売した伝説的なゲーム機であるスーパーファミコン…ですが、よく見るとデジタル時計のような文字が!
写真を投稿したnicoさんが、2011年にスーパーファミコンを改造し、デジタル置き時計を自作したのだといいます。
「隠しコマンドで遊びで表示変わりそう」
「赤い光がちょっと不穏でいいですね(笑」
「お母さんが掃除機当てて0:00にリセットされそう」
「カッコイイ!カセットに時刻表示されるの良いですね!」
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レトロな雰囲気の中にスタイリッシュな味わいもあるスーパーファミコン置き時計に、絶賛のコメントが多数寄せられました。ポストをされたnicoさんにお話を聞きました。
ーースーパーファミコンの時計を作ろうと思ったのは?
「きっかけは当時のニコニコ動画にあります。ニコニコ動画では『ニコニコ技術部』という技術系の動画を投稿する人たちがおり(今もいます)、私もそのひとりでした。2011年に『時計』をテーマにした技術動画を投稿しようという有志イベントがあり、それに参加するために作成したものです。私は当時からゲームハード+工作といった作風で動画を投稿していたので、自然とスーパーファミコンを選びました」
ーーどのように制作したのですか?
「『Arduino』というホビー用マイコンを使って時計などの機能を実現しています。ニコニコ動画に投稿した動画でも中身の紹介をしています」
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ーー完成した時の感想は?
「機能的にも精度的にも市販の時計には大きく劣るものだったのですが、自分で作ったものだけに愛着もあり数年は使っていました」
ーー時間の表示のほかに、なにかギミック的な要素はあるのでしょうか?
「10秒間で何回ボタンを押せるか測れる連射能力測定機能があります。『シュウォッチ』というファミコン時代のおもちゃのオマージュですね」
ーー制作の過程で難しかったところはありますか?
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「時刻を表示するパーツにちょうど合うようにカセットを削るのを苦労したように覚えています」
ーーほかにも自作で作られたものは?
「スーパーファミコン型の楽器などを作っていました。ニコニコ動画からご覧いただけます」
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・椎名 碧)