中国・広東省掲陽市普寧市に住む107歳のおばあちゃんが最近、中国版TikTok「抖音」で注目を集めている。話題になっているのは、おばあちゃんの額から生えた“角”で、長さは約10センチに達している。中国のニュースメディア『腾讯新闻』などが報じた。
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普寧市在住で、1917年5月25日生まれのチェンさん(陈、107)の額に生えた“角”が話題だ。
髪の生え際から伸びた黄色がかったその角は、地元の住民から親しみを込めて「長寿の角」と呼ばれているそうで、数年前から伸び始め、現在では約10センチの長さに成長している。
家族によると、チェンさんの健康状態は非常に良好で、食欲も旺盛。日常生活にも支障はなく、角があることで特に影響はないという。また、チェンさん自身もこの角について楽観的で「今後切除する予定はない」と述べている。SNSユーザーからも「そのままにしておいてほしい」「高齢だから手術はしないほうがいいと思う」といった声が多数寄せられている。
チェンさんのように硬く角のように盛り上がった症状は「皮角」と呼ばれるもので、角質層が異常に増殖して厚みを増し、皮膚表面から突き出ることで発症するという。
「武漢市皮膚病防治院」の副主任医師、袁勇谋氏によると、皮角は通常、ヒトパピローマウイルス(HPV)によって生じるイボ、脂漏性角化症(老人性イボ)、扁平上皮がんなどの皮膚疾患などが原因だそうで、次のように説明した。
「正確な統計はありませんが、皮角は40〜50歳以上の中高年層に多いと推測しています。皮角は加齢にくわえ、長時間の日光曝露も関係しており、顔、頭、首、前腕、手の甲にできやすいですが、まぶたや胴体、その他の部位にも発生することがあります。」
「皮角を見つけたら日焼け止めを塗り、良性か悪性かを確認するため医師の診察を受けることをお勧めします。検査の結果、良性であれば皮角を切除しますが、悪性の場合にはさらなる治療が必要です。切除後に皮角が再び成長するかどうかについては、良性か悪性か、またはその角の深さによって異なります。」
ちなみに2022年にも台湾で、
91歳のおばあちゃんの右腕に長さ約7センチ、幅4センチの角が生え、医師や家族らを驚かせた。角は手術によって無事切除されたが、外科医は神話に出てくるような角に不思議な魅力を感じたと述べていた。
画像は『New York Post 「Woman lives to 107 despite 4-inch ‘longevity horn’ growing from her forehead」(NX)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)