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大阪市北区梅田3の大型複合ビル「JPタワー大阪」で10月17日、会社員の男性(27)=奈良県天理市=が何者かに刃物で刺されたと訴えた騒動で、男性が大阪府警曽根崎署の任意の調べに「自分で左脇腹を刺した」と説明していることが31日、捜査関係者への取材で明らかになった。男性の訴えが虚偽だったとみて、同署が偽計業務妨害の疑いで調べる。
男性は17日午前、同ビル18階のトイレ内で「用を足している最中に後ろから刺された」などと訴え、病院に搬送された。署は当初、殺人未遂事件の可能性もあるとみて捜査していた。
しかし捜査関係者によると、その後の署の任意の調べに男性が「持っていたカッターナイフで左脇腹を刺した。大事にしてすみません」と話したという。現場周辺の防犯カメラでも不審な人物の姿は確認されず、署が動機を調べている。【林みづき】
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