タメニー株式会社(東京都品川区)は、このほど「幸福度調査2024」の結果を発表しました。同調査によると、「家族との関係値」「パートナー(配偶者・恋人)との関係値」「金銭面」「仕事(働き方)」「住環境」「健康状態」の6項目のうち、「家族との関係値」以外の5項目で女性の幸福度が低いことがわかりました。
調査は、全国の20〜69歳の男女4812人を対象として、2024年9月にインターネットで実施されました。
全回答者に「家族との関係値」「パートナー(配偶者・恋人)との関係値」「金銭面」「仕事(働き方)」「住環境」「健康状態」の6項目について、幸福感を50点満点で評価してもらったところ、全体平均は「25.07点」で、23年の25.18点に比べるとわずかに低い結果となりました。
幸福度が最も高かったのは、2年連続で「家族との関係値」(31.69点)となった一方、最も低かったのは「金銭面」(20.22点)で、物価高が続くなかで金銭面に満足感を得られていない様子がうかがえました。
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男女別に見ると、男性は「25.51点」、女性は「24.57点」で、男性の方が0.94点高くなったものの、「家族との関係値」(男性31.38%、女性31.94%)、「パートナー(配偶者・恋人)との関係値」(同25.55%、同24.76%)、「金銭面」(同20.89%、同19.53%)、「仕事(働き方)」(同22.47%、同20.79%)、「住環境」(同27.24%、同26.38%)、「健康状態」(同25.54%、同24.05%)、の6項目のうち、「家族との関係値」以外の5項目で女性の幸福度が低いことがわかりました。
また、エリア別では、「北陸エリア」で男女差が大きく、男性「26.11点」、女性「21.97点」と4.14ポイントの差がありました。一方、男女差が少なかったのは「東北エリア」で、男性「23.49点」、女性「23.38点」とわずか0.11ポイントの差でした。
続いて、年代別の幸福度を見ると、「60代」(27.54点)が最も高くなったのに対して、「40代」(24.05点)が最も低くなっており、子育て世代が先行きに不安感を感じていることがうかがえます。
他方、20代は、「家族との関係値」(31.76点)、「金銭面」(20.56点)、「仕事(働き方)」(22.05点)、「健康状態」(25.35点)が60代に次いで高く、30〜50代よりも幸福感を感じていることが見て取れました。
次に、未婚者と既婚者で幸福度を比較したところ、既婚者が「28.35点」、未婚者が「21.15点」で、既婚者が7.20点上回りました。
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また、項目別に見ると、未婚者はパートナーがいない人も含まれるため、「パートナー(配偶者・恋人)との関係値」については既婚者のほうが高くなっているものの、その他の項目でも既婚者のほうが高い結果となりました。
特に「家族との関係値」(既婚者34.40%、未婚者28.17%)、「仕事(働き方)」(同24.71%、同18.40%)、「金銭面」(同23.02%、同16.97%)では未婚者より6ポイント以上高くなっています。
さらに、結婚している男女3986人に対し、「開催した挙式やリゾート挙式などのセレモニー」を尋ねたところ、「挙式」(48.6%)と「披露宴」(42.2%)がそれぞれ半数近くとなりました。
セレモニーの実施別に幸福度を比較したところ、6項目すべてで「実施していない人」のほうが幸福度が低い結果となりました。特に「パートナー(配偶者・恋人)との関係値」(実施30.90%、未実施22.34%)では、「実施した人」よりも8.56ポイント低くなっています。
最後に、「答えたくない」と回答した人を除く既婚男女2697人に「子どもの人数」を教えてもらったところ、「2人」(41.2%)が最も多く、次いで「1人」(25.6%)、「3人」(12.7%)、「4人」(1.9%)、「5人以上」(0.4%)が続いた一方、「0人」は18.3%でした。
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子どもの人数別に幸福度を見ると、子どもが「0人」の27.49点に対し、「1人」は28.22点、「2人」は28.47点、「3人」は27.71点、「4人」は28.90 点で、いずれも子どもがいない人よりも幸福度は高いことが分かりました。また、「5人以上」は35.15点で最も高くなり、子育ての大変さはあっても高い幸福感が得られていることがうかがえる結果となりました。
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【出典】
▽タメニー幸福度調査2024