チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督が、イングランド代表MFコール・パーマーの状態とともに注目が集まった判定にも言及した。3日、イギリスメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。
プレミアリーグ第10節が3日に行われ、チェルシーはマンチェスター・ユナイテッドと対戦。70分にPKからブルーノ・フェルナンデスに先制点を許したが、74分にモイセス・カイセドが同点弾を決め、試合はこのまま1−1のドローに終わった。
しかし、この試合の90+3分にはプレッシャーをかけてきたリサンドロ・マルティネスをパーマーがかわそうとしたところ、L・マルティネスが右足を上げてタックルを敢行してファウルで止めた。L・マルティネスの足裏がパーマーの左ひざあたりに当たっていたこともあり、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)での確認も行われたが、最終的に主審の判定を支持して介入せず、イエローカードの提示のみで試合は続行となっていた。
このまま試合終了までプレーを続けたパーマーだが、試合後に同選手の状態について聞かれたマレスカ監督は「彼は控え室で氷を当てていた。今は待っている状況だ。大事に至らないことを願っている」と説明しつつ、「それから審判の判定についても質問されるだろう」と自ら切り出しながら、判定への不満を口にした。
「記者会見の前に(映像を)見たが、私たちほぼ全員にとってそれは明らかなことだったと思うけど、審判は判定を下さず、別の判定を下した」
また、審判からは「何も説明はなかった」ことも明かしたマレスカ監督は、「私はただ、ボールを狙う意図がなく、選手の足だけを狙っていたものだったと彼に言っただけだ。判定に疑いの余地は全くない。レッドであることは明らかだったと思うよ」と危険なプレーだったことを主張した。
【ハイライト動画】マンチェスター・ユナイテッドvsチェルシー