ロシア側によるフェイクニュースなどを分析するウクライナ政府機関の所長は、ロシア西部クルスク州に派遣された北朝鮮兵士が、ウクライナ軍による攻撃を受けたと明らかにしました。
これは、ウクライナ国家安全保障・国防会議の傘下にある「偽情報対策センター」のコバレンコ所長が4日、SNSで明らかにしたものです。
ウクライナが越境攻撃をしているロシア西部クルスク州で、「最初の北朝鮮部隊がすでに攻撃を受けている」と投稿しました。攻撃の日時や詳しい状況などについては明らかにしていません。
アメリカ政府によりますと、クルスク州には先月末までにおよそ8000人の北朝鮮兵士が配置されたということですが、現時点で他の当局者や関係国から、北朝鮮兵士が戦闘に参加したとの発表はありません。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は4日のビデオ演説で、ロシア西部クルスク州に展開している北朝鮮兵士について1万1000人に達したとの見方を示しました。
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そのうえで、「北朝鮮兵士は増員されているが、パートナー国からの対応は増えていない」として、各国に対してさらなる支援を求めました。