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福岡市は6日、南区の若久団地北公園にある日よけ棚の屋根が落下し、ベンチに座っていた市立中学の男子生徒が肋骨(ろっこつ)骨折と脊髄(せきずい)損傷の重傷を負う事故があったと発表した。別の男子生徒が屋根にぶら下がっていたという。市は市内の全公園で同様の構造を持つ日よけ棚を緊急点検する。
市によると、5日午後6時ごろ、男子生徒3人がベンチに座り、別の男子生徒1人が屋根にぶら下がっていたところ、屋根が柱から外れて地面に落下した。1人が重傷、残る3人も軽傷を負った。
屋根はステンレス製で2本の柱(高さ約2・5メートル)で支えられ、長さ約4・5メートル、幅約3メートルの楕円(だえん)形。若久団地のリニューアルに伴いUR都市機構が整備し、2017年に市が寄付を受けた。日よけ棚は毎年点検される遊具とは異なる修景施設だが、3年に一度、目視や触診で定期点検される。南区の施設は24年4〜7月に点検されたといい、市は事故原因を調べる。【竹林静】
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