【フィギュア】“ゆなすみ”自己ベスト更新で7位も「悔しさしかない」1年前より約37アップ

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2024年11月09日 17:26  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

ペアフリーで演技を披露する森口(左)と長岡(撮影・河田真司)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇9日◇東京・代々木第一体育館◇ペアフリー



ショートプログラム(SP)5位の愛称「ゆなすみ」こと長岡柚奈(19)森口澄士(22)組(木下アカデミー)がフリーで112・15点を記録し、合計172・47点で7位となった。


ミスがありながらも自己ベストをマーク。森口は悔しさをにじませつつ「ショートプログラムを良い出来で終えることができた。次はロングのプログラム(フリープログラム)をしっかり滑って、全てをそろえるだけ。良いロングをしっかり体感できるように2人で頑張っていきたい」と2年連続の大舞台を振り返った。


冒頭のダブルツイストは成功させたものの、2人並んで跳ぶサイドバイサイドでは長岡にミス。3回転ループ、3回転サルコーのスロージャンプでも着氷が乱れた。長岡は「ジャンプもきれいに決められてなくて、スロージャンプもどちらともツーフットになってしまった。私としては、本当に悔しさしかない演技になってしまった」と唇をかんだ。


ただ、1年前の同大会よりも37・08点を上乗せ。今大会のSPの結果により、世界選手権の出場資格も得た。森口は「良い点数、良い出来、内容で勝てるようになりたい。そういう気持ちで練習したり、試合に臨んだりしているので、この2年目は充実したものになっている」と胸を張り、さらなる成長を見据えた。


優勝はアナスタシア・メテルキナ、ルカ・ベルラワ組(ジョージア)で合計213・05点。SP首位発進の三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)は209・45点で2位となり、10月のスケートアメリカの成績と合わせてGPファイナル(12月、フランス・グルノーブル)進出を決めた。

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