中国の消費者物価指数が9か月連続でプラスとなりました。一方で、節約志向の高まりを背景に自動車などの値下がりが続いていて、デフレへの懸念がくすぶり続けています。
中国国家統計局の発表によりますと、10月の消費者物価指数は去年の同じ月と比べてプラス0.3%となりました。
プラスとなるのは9か月連続で、消費量の多い豚肉や野菜など食品の値上がりが主な要因です。
一方、自動車やスマートフォン、家電は引き続き値下がりが続いていて、デフレへの懸念がくすぶり続けています。
また、10月の工業品卸売物価指数は去年の同じ月と比べてマイナス2.9%となり、25か月連続のマイナスとなりました。
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中国では、節約志向の高まりを背景に需要の低迷が続いていて、8日には政府が悪化している地方財政を支援するための対策を発表するなど、景気の下支えをはかっています。