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<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇9日◇東京・代々木第一体育館◇男子フリー
昨季の世界選手権銀メダルの鍵山優真(21=オリエンタルバイオ/中京大)が今季自己最高の300・09点をマークし、連覇を達成した。宇野昌磨さんをかわして初優勝した23年大会に続き、優勝を果たした。
自身にとっての今季GPシリーズ初戦で、貫禄の演技を見せた。目標の300点を超えたが「すごく悔しいです。思っていた300点の出し方ではなかった」と反省した。
1本目の4回転フリップで転倒。その後の3本の4回転はしっかり着氷させた。「失敗してから4回転サルコーとか他のジャンプで気持ちを立て直せた。心の部分が成長した証」と誇った。
前日8日のショートプログラム(SP)では、今季世界2位の105・70点をマーク。イリア・マリニン(米国)が今年9月のロンバルディア杯で記録した107・25点には及ばなかったが、今季の自己最高得点で首位発進を決めていた。
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次戦は第5戦フィンランド大会(11月15〜17日)を控える。「ノーミスで300点を出したい。フィンランドですぐ試合があるので、休めるところは休んで体力の管理をしながら頑張りたい」。連戦となるが、2季連続のGPファイナル進出へ弾みをつける。
SP3位の壷井達也(21=シスメックス)が251・52点で3位。SP2位の三浦佳生(かお、19=オリエンタルバイオ/明治大)は240・38点で6位だった。
◆GPシリーズ 95−96年シーズンに「チャンピオンシリーズ」の名で開始。98−99年シーズンに「グランプリシリーズ」に改称。ロシア、カナダ、中国、日本、フランス、米国などで開催されてきた。例年10月から11月にかけて6週連続で6大会が行われ、各選手(組)最大2大会への出場が可能。順位に応じたポイントの合計で、上位6人(組)が、12月に開催するGPファイナルに出場する。
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