「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の『ONE PIECE』(作:尾田栄一郎)は、1997年の連載開始から27年間も物語が続いています。原作ではさまざまな物語の核心にふれた"エッグヘッド編"から巨人の国"エルバフ編"が描かれることで、ファンの盛り上がりは最高潮を迎えています。そんな『ONE PIECE』の壮大な物語は、あと何年で完結するのでしょうか?
【写真】ONE PIECEのあの名シーンが、こんなことに…「浮いたルフィ」にSNS騒然「滅茶苦茶根に持ってて草」
最終章に突入したといわれていた"エッグヘッド編"では、"人間兵器"となってしまったバーソロミュー・くまの過去や、Dr.ベガパンクによる世界配信の衝撃的な内容など、物語の核となる重要な情報が多く判明しました。
毎週続く怒涛の展開のため、あっという間に感じた読者も多いかもしれませんが、“エッグヘッド編”はすでにコミックス105巻〜109巻にまでおよんでいます。この連載ペースは次の"エルバフ編"の連載の長さを推し量る材料になりそうです。
ネット上では、"エッグヘッド編"の長さを鑑みたファンから「エルバフは序盤から登場していた国だから、尾田先生にも描きたいことがたくさんあるんじゃないかな」「"ワノ国編"みたいにコミックス15巻分くらいかかるんじゃない?」などの予想があがっています。
|
|
このような予想に反して"エルバフ編"がすぐに終わってしまったとしても、そのあとには海賊王"ゴール・D・ロジャー"の一行が到達した"ラフテル"までの冒険や、"黒ひげ"ことマーシャル・D・ティーチとの対決、"赤髪のシャンクス"との再会などの展開が控えていること考えると、このまま連載開始から30周年は余裕で超えそうです。
一方、『ONE PIECE』では"ゾウ編"や"世界会議(レヴェリー)編"のような短い章も存在しています。これは章ごとに登場する敵キャラを倒すのではなく、情報を貰ったり世界情勢が動いたりするだけの短い章です。
これらの章は短いながらも物語が大きく動くので、非常に重要な話でもあります。次の"エルバフ編"がどちらに該当するかによって、最終話までの長さも変わってくるのではと考えるファンの意見もありました。
ネット上では「終わりを見たいけど、終わってほしくない気持ちもある」「『ONE PIECE』が終わった時の衝撃は強すぎるだろうな……」という声のほか、あまりに長い連載期間から「連載開始当時から読んでいて、完結を待たずに亡くなった読者もいるのでは」「“エッグヘッド”編は体感3か月だったわ」などの声もありました。
このように『ONE PIECE』の完結にはまだまだ時間がかかりそうなことが、ファンからの予想や希望の声から溢れ出ています。作品に残された時間がどれほどあるかはわかりませんが、読者としては最後までルフィたちの冒険を見届けたいものです。
|
|
(海川 まこと/漫画収集家)