航行中の海上自衛隊・掃海艇で火災、きょう未明に転覆　乗組員1人が行方不明　福岡・宗像市沖　海上幕僚長「事故調査委員会を設置。海保と連携、不明者捜索に尽力」

10日、福岡県沖を航行していた海上自衛隊の掃海艇で火災が発生、未明になって転覆しました。乗組員1人が行方不明となっていています。

10日午前10時前、福岡県宗像市沖を航行中だった海上自衛隊の掃海艇「うくしま」から「エンジンルームから火災が発生した」と第7管区海上保安本部に通報がありました。

急行した巡視艇などによっていったん火は消し止められ、エンジンルームに取り残された古賀辰徳3等海曹の捜索が行われていましたが、再び火が出たため、捜索は中断されました。

その後、11日午前0時すぎに「うくしま」は転覆したということです。

火災を受け、10日夜、齋藤聡海上幕僚長が会見を開き、事故調査委員会を設置したと発表しました。今後は“海上保安庁と連携し、不明者の捜索に尽力する”としています。