マーケティング・リサーチ会社の株式会社クロス・マーケティング(東京都新宿区)は、このほど「ペットに関する調査(2024年)実態編」の結果を発表しました。同調査によると、世帯年収が高くなるほどペットを飼っている人が増える傾向にあり、「年収1000万円以上」ではおよそ3割を占めることがわかりました。では、世帯年収が1000万円以上の世帯では「犬」と「猫」のどちらを飼っている人が多いのでしょうか。
調査は、全国の20〜69歳の男女5000人を対象として、2024年10月にインターネットで実施されました。
調査によると、「現在、ペットを飼育している人(現飼育者)」は全体の21%、「過去に飼育していたが現在は飼育をやめた人(過去飼育者)」は26%と、合わせて47%がペットの飼育経験があることがわかりました。
現飼育者の割合を世帯年収別に見ると、「400万円未満」で18%、「400〜600万円未満」で23%、「600〜1000万円未満」で25%と、世帯年収が高くなるほどペットを飼っている人が増える傾向にあり、「1000万円以上」では34%を占めています。
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また、「飼っているペットの種別」については、「犬」が43%、「猫」が38%と2強。世帯年収別に見ると、1000万円以上の世帯では「犬」(59%)が約6割に及んでいます。
さらに、「ペットの入手経路」について尋ねたところ、犬の場合は「ペットショップで購入」(50%)、「ブリーダーから直接購入」(21%)、「友人・知人から譲り受けた」(17%)が城に挙がりました。一方、猫の場合では「拾った」(34%)、「友人・知人から譲り受けた」(26%)、「ペットショップで購入」(16%)が上位となり、「拾った」ケースが特に目立ちました。
次に、「ペット同伴の外出行動」について調べたところ、「散歩以外でペットと一緒に外出」する人は全体の41%。特に20代(53%)や年収1000万円以上の世帯(59%)で、ペットと一緒に出かける人が5割台と多く見られました。
また、「ペット関連サービスの利用状況・利用意向」についても調べたところ、犬の現飼育者が利用しているサービスは、「かかりつけ獣医のいる病院」(69%)、「トリミング・美容関係」(55%)、「健康を考えたペットフード」(46%)、「ペット保険」(44%)などが上位に挙がりました。
一方、猫の現飼育者では、「かかりつけ獣医のいる病院」(63%)、「健康を考えたペットフード」(41%)を利用する人が多くなりました。
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さらに、「利用していないが利用したい・使用予定のサービス」としては、犬、猫いずれの現飼育者も4割近くが「お葬式・お墓・供養」(犬39%、猫38%)と回答しています。
そこで、「ペットが死亡した場合、亡骸をどのようにしていましたか」と尋ねたところ、「敷地内の土に埋めた」(32%)が最多となったほか、「火葬し、遺骨はペットお墓に埋葬した」(23%)、「火葬し、遺骨は自宅において供養している」(22%)など、約半数が火葬をしていることがわかりました。