同じ人がコーヒーテーブルを3台、5分間、5時間、5日間で作るというチャレンジ動画がYouTubeに投稿されました。いずれも見事な出来映えになったことが反響を呼び、記事執筆時点で62万回以上再生され、約1万6000件の高評価を集めています。
●わずか5分間で作ったテーブルの出来映えは?
動画を投稿したのは、斬新で実験的なDIYやリノベーションのアイデアを伝えているYouTubeチャンネル「John Malecki」。今回は、コーヒーテーブルを3台作ります。1つは5分間で、もう1つは5時間で、さらにもう1つは5日間で作るというチャレンジ動画です。
まずは5分間でのチャレンジ。スタートの合図とともに作業者のジョンは広い工房を走り、天然木を切り出した板をストックしているところへ。よさそうな板をつかんで作業台へ走りますが、これだけで30秒が経過してしまいます。
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電動ノコギリでテーブルにする部分をカットして、板の上下の面を機械に通して平らに。この時点で残り2分半。さらに、電動ヤスリで面取りをすると残り1分半です。え、間に合わなくない……?
急いで全体にオイルを塗布したところで残り1分。もうダメかと思いきや金属製の脚をテキパキ取り付けていき、ギリギリでテーブルの形になりました。すべてのネジを取り付けたわけではなさそうですが、コーヒーテーブルといって差し支えない出来映えです。
これには当の本人も驚いたようで、「全然成功するとは思わなかった!」と大喜び。「失神してしまいそうだ」と息を切らしていました。
●センス抜群なテーブルが5時間で完成
次に5時間でのチャレンジです。テーブルの脚部として長方形のフレームを2つ作りますが、脚部のジョイント部分には金具を使わず、切り込みを入れた木を組み合わせて接着剤で固定します。
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作業開始から2時間で脚部分を完成させますが、接着剤の乾燥のためクランプで固定してしばらく待ちます。今回は5時間の制限時間があるので仕方がありませんが、本来なら数日かけて乾燥させたほうがいいそうです。
脚部の接着を待つ間に天板をカットしてヤスリがけを行い、残り1時間の段階で脚部もヤスリがけします。全体にオイルを塗ったところで残り15分。天板を金具で固定したらシンプルでハイセンスなコーヒーテーブルの完成です。
●5日間で高級感あふれるテーブルが!
最後に5日間でのチャレンジです。十分な時間のようですが、接着剤を乾かす時間を考慮するとそうともいえないそうです。今回は、もともと手元にある図面に沿って、引き出しと棚を備えたテーブルを作ります。
主に使うのは高級素材のブラックウォールナット材。切り出した板を接着して大きな板を作ります。これが天板や底板、側板になります。
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テーブルソー(回転ノコギリが組み込まれた作業台)で板を切るときは、切り落とした木材が吹き飛んでカメラを固定していた三脚が倒れたり、テーブルソー自体が壊れたりするハプニングもありましたが、なんとか作業は続行。
引き出しの正面部分にはオーク材を使用。ここには渦を巻く波紋のような彫刻をしたいということで、まず下書きをしてそれに沿って削っていきます。ざっくりと削ったら目の細かい電動ヤスリで滑らかにします。
一方で、テーブルの天板と底板、側板の組み立ても進めます。斜めにカットした接合部位をダボ(固定のための木材の小片)と接着剤で固定します。ここまでで2日が経過しました。
3日目は、引き出しが収まる部分の構造を合板で作ってテーブルに組み込み、ウォールナット材で引き出しの各パーツを作成。ついで4日目は、それらのパーツの接合部位の木組み箇所を細工して組み立てます。一方、彫刻を施した引き出しの正面部分の板はシックなオレンジ色に塗装します。
最終日となる5日目は、引き出しを塗装しスライダー(引き出しレール)などを設置。残り15分の時点で引き出しを挿入してみると、なんとか無事に収まり完成となりました。高級感がすごい……!
作業をしたジョンは、「これは最高のものの1つと言わざるを得ない。私自身も感動している」と感想を述べました。
できあがったものを比較してみると、5時間で作ったものもキレイな仕上がりでしたが、5日間のほうは細部がさらに美しく仕上がっていることがわかります。
●5分間のテーブルが人気
それぞれの良さを持つ3台のテーブルに、「正直に言うと、5分間のものが私のお気に入りです」「5分間のテーブルはほとんどのIKEAの家具よりもいいよ」「5時間かけた作品は、とてもすっきりとした美しさがあります」「5日間のテーブルは私の家によく似合いそう」と称賛の声が寄せられています。特に5分間のものを気に入った人が多いようです。
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