限定公開( 1 )
車いすユーザーが外出時のトイレで困った経験をXに投稿し、大きな反響がありました。当事者からは共感が寄せられると同時に、多目的トイレ（ユニバーサルトイレ）の使用マナーを守らないとどんなことが起こるのか投稿で知った人も見られます。
●トイレに行きたいのに……
投稿したのは車椅子ユーザーの浅葱（@hachiware0418）さん。「今日一番困ったこと」として、介助用ベッドが出しっぱなしになっている多目的トイレの写真をポストしました。
多目的トイレは一般的なトイレの個室より広く作られているから、入れなくないようにも思えますが……。
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浅葱さんは入り口の写真も投稿しています。車いすに乗っている浅葱さんの足先、そして介助用ベッドの端が行く手を阻むような位置にあるのが見えます。
「車椅子の私、中に入ることもベッドを戻すこともできない」とコメントしているように、出しっぱなしのベッドに塞がれ、入り口付近には車いすで入って方向転換できる空間がなくなってしまっているのでしょう。
●使用後は戻しておくのがマナー
幸い、浅葱さんは通りすがりの人にベッドを戻してもらいトイレに入ることができましたが、投稿の最後は「多目的トイレのベッドは使用後、元に戻しておいてください」としめくくっていました。
東京都は公式ホームページにて、バリアフリートイレの使い方のマナーについて「便座やユニバーサルシート（介助用ベッド）は必ず元に戻す」としており、「ベビーシートやユニバーサルシート（介助用ベッド）が出しっぱなしですと、次に使う人のスムーズな利用や移動を妨げますので、使用後は必ず元の形に戻しましょう」と呼びかけています。※（東京都公式ホームページ『バリアフリートイレとは？設備の内容や使い方のマナー、探し方を紹介』より）
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●当事者は共感、投稿で知ったという人も
投稿を見た当事者からは、「何度も経験してます 自分では上げられないのがあります ヒドイのは入室もできない」「私も車椅子を使うので凄く分かります。大変でしたね…… 多目的トイレは本当に使いたい人が使えるようにしてほしい」「めっちゃわかる たまーに足の調子悪すぎる時とか杖じゃなくて車椅子つかうんやけど、こうなってたら詰むんよね」など、自身も困った経験をしたという共感が寄せられていました。
また、「有益な情報ありがとうございます（中略）自分が使った時に開いていたら、畳むようにしようと思います！」「存じませんでした。。。見かけたら戻しておくようにします!!!」と、投稿をきっかけに介助用ベッドをもとに戻す必要性を理解したという人も見受けられます。
なかには「たまに見かけるので戻しておく。介助で使う事が多いけど出しっぱなしは本当にダメだよねぇ」「トイレ巡回清掃してたときは、いつも、下ろしていたら閉じてました」と自主的に戻していた人も。自分が使った後に元に戻すだけでなく、出しっぱなしなのを見つけたらなるべく片づけるよう心がけたいですね。
画像提供：浅葱（@hachiware0418）さん
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