トッテナムは25日、イタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオの負傷について発表した。
現地時間23日に行われたプレミアリーグ第12節マンチェスター・シティ戦にフル出場し、4−0での勝利に貢献したヴィカーリオだが、この試合中に負傷していたとのこと。右足首の骨折と診断され、25日月曜日に手術を受けたようだ。
現時点で離脱期間については明かされていないが、イギリス紙『ガーディアン』は長期離脱となる公算が高いと指摘。トレーニングの復帰時期に関してはメディカルスタッフの診察によって決定される見込みとなっている。
トッテナムではアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロやオランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェンも負傷を抱えており、ウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールはチームメイトである韓国代表FWソン・フンミンへの人種差別的発言より出場停止処分を科されている。12月にはリーグ戦でチェルシーやリヴァプール、カラバオカップでマンチェスター・ユナイテッドとの対戦が控えているが、厳しい台所事情での戦いを余儀なくされそうだ。
現在28歳のヴィカーリオは昨年夏にエンポリからトッテナムへ完全移籍で加入した。昨シーズンはプレミアリーグ全試合に出場し、ヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に大きく貢献。在籍2年目の今シーズンもここまで公式戦15試合でゴールマウスを守っていた。リーグ戦を欠場するとなれば、トッテナム加入後初めてのこととなる。
負傷が発表されたヴィカーリオはファン、サポーターに向けて次のようなメッセージを送っている。
「サッカーは最高の瞬間をもたらすが、時には予想外の形で試練を与えることもある。エティハドでは足首を骨折した状態で60分間プレーし、チームのために全力を尽くした。残念ながらこの問題を回避する方法はなく、手術が必要だった」
「しばらくチームに貢献できないのは非常に残念だ。メディカルスタッフには心から感謝している。手術はうまくいった。明日からはもっと強く、健康になり、みんなのために全力を尽くせるよう一生懸命努力する。スパーズファンのみんな、たくさんの愛をありがとう。またすぐにピッチで会おう」