札幌の繁華街ススキノのガールズバーで起きた爆発と火災。全身やけどで搬送され意識不明の40代男性が、
ガソリンのような液体をまき、ライターで火をつけたことが関係者への取材でわかりました。
【写真を見る】札幌ススキノの爆発火災 全身やけどで意識不明の40代男性がガールズバーにガソリンのような液体をまき放火か 「衣装着た女の子に火が」 情報カメラには“爆発音”も【news23】
ススキノの6階建てビルで爆発音 「逃げ遅れた人が屋上で…」喜入友浩キャスター
「繁華街、札幌・ススキノの中心部、あちらのビルで火災が発生しました。発生から7時間ほどたちますが、壁にススのようなものが残っています。そしてビルの反対側の車道には、飛んできたんでしょうか、ガラス片が落ちています」
現場では夜になっても規制線がしかれ、警察官が交通誘導に当たっていました。
札幌・ススキノの繁華街に鳴り響いたサイレン。ビルの間から、赤い炎も確認できます。あたりに黒い煙が立ちこめる中、屋上には人影も…
撮影者
「屋上に逃げた人かわいそう、煙で」
近くにいた人
「2階から火がばっと出ていて、だんだんそれが大きくなった。逃げ遅れた人が屋上でさまよっていた」
火災が発生したのは、26日午後3時すぎ。
通報
「ビルで爆発音がした」
ススキノにある6階建てのビルで爆発音がし、火が出ていると通報が相次ぎました。
記者
「消防隊が近くの消火栓からホースを伸ばして、煙が出ているビルに向かっています。沢山の消防車が道路を埋めています。見る限りでは7、8台以上の消防車が止まって、いま放水を行っています」
現場には、複数のはしご車も出動し、ビルに上っていく消防隊員の姿も確認できます。
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記者
「けがをしたとみられる人がストレッチャーに乗せられていきます。ここから見る限りでは、着ていた服が焦げているようにも見えました」
救助された人の衣類は、焼け焦げているように見えます。
火災発生当時、何が起きていたのでしょうか。
これは現場から800メートルほどの位置に設置された情報カメラの映像。午後3時18分、風の音に交じって、爆発音のような音が聞こえます。
現場付近に居合わせた人は…
近くにいた人
「あっちのホテルに泊まっているんですけど、ホテルにいたらボーンという音は少し聞こえた」
「買い物をしていて、店から出てきたら物が落ちる音がして。工事かな?と思ったらガラスが散乱していて。現場はパニック状態」
現場となったのはススキノのシンボル「ニッカウヰスキー」のネオン看板がある交差点から100メートルほどにある雑居ビルです。
付近で店を営む男性は…
近くで店を営む男性
「おっかないから、自分のところが近いから見に来た。(Q.夜に比べて昼の賑わいは?)少ない、やっぱり夜の街だから。(Q.このビルにはどんな店が入っている?)恐らくキャバクラだか、ガールズバーだか」
現場はバーや風俗の案内所などが入るビルで、爆発があったビルの2階にはガールズバーが入っています。当時、店は営業中で、店内には客と店員がいたということです。
近くにいた人
「中から衣装を着た女の子たちが火が付いた状態で2人ぐらい出てきた」
「お店の中から女の子が足元に火が付いた状態で出てきたときに、男性3人ぐらいで、大きいカーテンみたいな布で消火活動を手伝っていた」
この火事で、従業員と見られる20代の女性1人と、30代、40代、50代の男性3人が全身にやけどをして病院に運ばれました。このうち40代の男性は搬送時、意識不明だったということです。
関係者によると、この40代の男性がガソリンのような液体を持ち込み、店に撒いてライターのようなものを使い火をつけたということです。
警察は、40代の男性の回復を待って事情を聴く方針です。
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