ユニ・チャーム株式会社(愛媛県四国中央市)は、このほど「尿もれケア専用品市場の実態調査」の結果を発表しました。同調査によると、男性の約5人に1人が「月に1回以上の尿もれ」に悩んでいることがわかりました。その一方で、尿もれ経験者の2人に1人が「尿もれへの対処を行っていない」と回答したそうです。
調査は、全国の20〜79歳の男女1万8000人(男女各9000人)を対象として、2024年3月にインターネットで実施されました。
まず、男性回答者に「月に1回以上の尿もれを経験したことはありますか」と尋ねたところ、18%が「ある」と回答しました。
これを年代別に見ると、「50代」(16%)から「70代」(26%)にかけて徐々に尿もれの経験率が上昇する傾向にあることがわかりました。
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一方、女性回答者のうち、「月に1回以上の尿もれを経験したことがある」と答えた割合は41%と2倍以上の差が見られました。
そこで、月に1回以上の尿もれを経験したことのある男性1611人、女性3735人に「尿もれを経験して何らかの対処はしていますか」と尋ねたところ、男性の47%、女性の77%が何らかの尿もれケアの対処を行っていることがわかりました。
また、何らかの尿もれケアの対処を行っている男性757人、女性2876人のうち、「尿もれケア専用品を使用して対処している」と答えた割合は、男性は18%と低くなった一方、女性では46%と半数近くにのぼりました。
こうした背景について同社は、「女性の多くは生理用品でケアする習慣がある一方、男性はケアする習慣が根付いていないことや、売り場でケア用品を手に取ることに抵抗感があるのでは」と考察しています。
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