<嫁は下僕か>「感染症にかかった義父を病院まで送迎して」と義母。断った私ってひどい?

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2024年11月29日 19:30  ママスタセレクト

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季節を問わず、日々さまざまな感染症流行の情報があがります。小さな子を育てるママたちは「絶対にかからせたくない!」と、神経を尖らせているでしょう。ただの風邪だったとしても、つらそうなわが子を見るのは心が潰れるような思いがするものです。
今回ママスタコミュニティに、0歳と2歳の乳幼児を育てるママさんからの投稿がありました。感染症にかかったのはお子さん……ではなく、義父さんです。

子どもたちのために拒否!でも、本当にそれでよかった?


『義母から「義父が胃腸炎を起こしているから、車に乗せて病院まで付き添って」と、LINEが来た。「あなたが連れて行ってください。私、仕事なので」と。でも子どもたちにうつるのは困るから、逃げちゃった。今、めっちゃ罪悪感が押し寄せている』
嘔吐・下痢・発熱の症状が出たという、60代半ばの義父さん。看護師をしている義母さんの仕事先に連絡があったようです。「おそらく胃腸炎」とのことでしたが、投稿者さんが断ったことで結局病院には行かなかったのだとか。
『投稿者さんは正しい。「子どもにうつったら大変なので、無理でーす」で大正解』
万が一義父さんが重い病気だったとしたら、取り返しのつかないことになっていたかもしれない。そう考えると罪悪感を抱いてしまうのもわかりますが、寄せられたコメントのなかに投稿者さんを責めるものはひとつもありませんでした。どんなママだって、まず真っ先に心配するのはわが子のこと。義父さんへの心配より、わが子への心配が先に立って当然です。
『断って当たり前だよ。守るべきは子ども。義父はちょっとかわいそうだけど、投稿者さんのせいじゃないよ。義母、厚かましい』
ママたちからは、義母さんへの批判の声が相次ぎました。車で送迎するということは、感染症にかかっているであろう義父さんと投稿者さん親子が一定の時間、一緒に狭い空間にこもることを意味します。小さな子どもたちを家に置いて、投稿者さんだけが出かけるわけにいかないのは明白です。
『送迎だけでは済まないよね。受付やら付き添いやら薬をもらうのやら、全部を子どもたちを抱えた自分がやらなきゃいけないわけでしょ?』
送ったあとも病院での手続きなどで、すぐにお役御免とはならないでしょう。「うつるかどうかはともかく、2歳と0歳を連れて出歩くのはただでさえ大変。いくら時間がある嫁でも、用事を頼むほうがおかしいよ」という指摘もありました。義母さんは焦るあまり、孫の存在を忘れていたのでしょうか。

付き添うべきなのは、誰?配偶者である義母さんでは?


60代半ばという義父さんの年齢を考慮して、「まだ若いのだから、タクシーを使えばいい」という声も多数ありました。とはいえいくらタクシーでも向かう途中で嘔吐されたらと考えると、呼ぶのをためらってしまいそうです。義父さんは嘔吐・下痢の症状ということですから、実際のところはトイレにこもりきりだったのでは? タクシーを呼ぶのは落ち着いてからになるでしょうから、投稿者さんが大急ぎで義実家に行く必要はなかったように思えます。それよりもっと症状が重かったのであれば、呼ぶべきはタクシーではなく救急車です。
『看護師です。胃腸炎くらいなら「水分を摂って休め」と言われるのがオチなので、受診する必要はないと思っている。水分さえ摂れないなら点滴の必要があるから、受診したほうがいいけど』
看護師さんからもいくつかコメントが届きました。同じ看護師である義母さんも救急車を考えなかったということは、おそらく緊急事態ではなかったのでしょう。「義母が仕事を早退すればよかっただけのこと」「義母が仕事を終えたあとで、連れていけばいい」というコメントもありました。たしかになぜ自分が家に帰らなかったのでしょう? 自分のダンナさんのことなのに、やや無責任な印象を受けます。

嫁じゃなく実の息子に頼めばいい

『私なら、速攻でダンナに連絡しちゃうけど』
ダンナさんにうつされるのも困りますが、投稿者さん親子にうつされるよりマシではないでしょうか。なんといってもダンナさんにとっての義父さんは、実親です。
『私も看護師。嘔吐・下痢・発熱程度の胃腸炎で病院? 少しでも飲食ができるなら家で療養。1日まったく水も飲めないようなら、配偶者である義母が対応すべき。それが難しいなら血縁である息子が対応すべき』
投稿者さんと義実家がどんなに仲がよかったとしても、こうした場合に嫁を頼るのは本来は筋違いかもしれません。仮に投稿者さんにお子さんがいなければ、善意から了承することはあり得そうですが……。現実にはそうではありませんし、子どもたちはまだ小さな乳幼児。罪悪感を抱く必要はまったくないでしょう。

罪悪感は不要!嫁は思うままに使える召使いではない



投稿者さんは今回だけではなく、臨月で産休中のときに義母さんから「義妹を車で迎えに行ってください」と頼まれたこともあるそうです。
『臨月に運転させる。乳幼児と感染症患者を同席させる。ただの嫁いびりだよ。「絶縁させて」と言っていい』
たしかに自己中心的な義母さんに思えます。似たような出来事があったという方からは「嫁が自分の思い通りに動くかどうかを試されているようで、嫌だった」と教えてくれました。
『気軽に頼んでくる相手には、こちらも気軽に断っていいんだよ。とくに深く考えない人だろうから、気にしなくていい』
義母さんは投稿者さんがどれだけ従順かを探っていたのかもしれませんし、さほど考えず「頼めたらラッキー」くらいの感覚で連絡してきたのかもしれません。義父さんにはお気の毒でしたが、今回の件で投稿者さんに落ち度はありません。「図々しい人には、図々しい対応でOK。あとが大変だからね」といったアドバイスもあります。投稿者さんの人のよさにこれ以上つけ込まれないためにも、今回断れたことはむしろラッキー。今後もこの調子で、義母さんが押し付けてくる無理難題には「NO」と言い続けるのがよさそうです。

文・鈴木麻子 編集・みやび イラスト・んぎまむ

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